こんにちは。
更年期世代の女性のカラダづくりを応援するパーソナルトレーナーの浅見です。
「カラダが硬くて」
と言うカラダの柔軟性についての相談を良くいただきます。
前屈しても手指が床に届かない
腰が硬くてぎっくり腰になりかけた
など、カラダが硬いことで怪我をしそうになったり、コンプレックスを感じる場面があります。
フィットネスクラブでも柔軟性を向上させるイメージが強いヨガのクラスはとても人気があります。
そもそもカラダが硬いって
カラダが硬い要因はいくつかあります。
1.関節的な硬さ
生まれつき、外的要因(事故など)、外傷(スポーツなど)、日常生活により関節が変形し、関節の可動域が低下することで、カラダの機能、柔軟性に影響が出ます。
2.筋肉や周辺組織(腱・靭帯、筋膜)の柔軟性の低下
最も多いタイプです。
前回、前々回の記事でもお伝えしましたが、何らかの原因で筋肉や周辺組織が硬くなり、柔軟性や機能低下を引き起こします。
肩に力が入っていませんか?(前々回記事)
肩こり・腰痛の改善にピラティスが効果的な理由(前回記事)
3.精神的な要因
前々回の記事でもお伝えしましたが、精神的な緊張が強いことで筋肉がガチガチに硬くなっているタイプです。
1.に関しては進行すると動く度に痛みを伴い、関節の機能低下が原因になっているためストレッチやヨガだけで改善することは難しいですが、2.と3.についてはヨガやストレッチである程度は柔軟性を改善することは出来ます。
まずはご自身のカラダの硬さがどのタイプか確認しましょう。
でもやっぱり硬い
コンスタントにヨガのレッスンに参加をしたり、お風呂上りにストレッチをしていても、カラダの硬さが改善されないことがあります。
私にご相談いただくのもこのタイプの方です。
こんなことに心当たりはありませんか?
ヨガやストレッチをする時に頑張っている
ヨガのレッスンに出ているとカラダが柔らかい人が目につきます。
「皆が出来ているのに、私だけ。。。」
頑張って伸ばせば筋肉が伸びるはずと無理をしてぎゅうぎゅう伸ばしてしまう。
これは逆効果です。
筋肉の中にはセンサーがあり、いきなり伸ばされると
これ以上伸びたら危険、引きちぎられちゃうよ(筋肉の気持ち)
と、更に硬くしてカラダを守ろうとします。
痛いのに頑張って伸ばすことは、筋肉的には危険を感じる行為なのです。
ヨガが終わって気持ち良いはずがどっと疲れてしまう
のも、このタイプです。
ヨガをする時はマイペースで
人のカラダはそれぞれです。
柔軟性があると一言で言っても、生まれつき柔軟性が高い人もいれば、幼少期からバレエなどをしている人、関節が緩い人(こちらも近々アップします)など様々なタイプがいます。
そこと比べて無理をすることで、余計にカラダに負担をかけることに繋がります。
ヨガのアーサナに完成形はありません。
ヨガはインストラクターの美しいアーサナを真似することが目的ではなく、自分のカラダの声を聴きながら、自分のカラダに必要なことをする、その積み重ねでカラダは変わっていきます。
あなたのカラダはあたなだけのもの。
そしてあなたのカラダの声はあなたにしか聞こえません。
ヨガは自分のカラダと向き合う時間でもあるのです。
決して周りと比べたり、自分のカラダ(の硬さ)を否定せず、自分のペースで心地よく続けて下さいね。