こんにちは。
更年期世代の女性のカラダづくりを応援するパーソナルトレーナーの浅見です。
前回は着るだけで痩せる商品について書きました。
着るだけで痩せるってホント?
今回は、実用面で、こちらも良くご相談いただく腰痛ベルトについてです。
腰痛ベルトは一時的に腰を保護したり安定させる効果があります
腰痛に悩む方であれば、腰痛ベルトの購入を一度は検討したことがあるかもしれません。
私も日々、患者さんやお客様から
「腰痛が辛いので腰痛ベルトをした方がいいのか」
質問を受けます。
腰痛ベルトは一時的に腰を保護したり安定させる効果があります。
例えば、腰痛が悪化する姿勢、前屈や腰を反らせる、などを日常的に多くする方の場合、腰痛ベルトをすることで、その動作で腰にかかる負荷を軽減することが出来ます。
私が腰痛ベルトをお勧めするのは
●(仕事などで)腰に負荷をかける時の保護として
●(立ったり、歩くと腰痛が悪化する方は)長時間の外出の時
●急性期(ぎっくり腰、事故、などで痛みが激しく、安静が必要な場合)
の方です。
腰痛ベルトの良くある勘違い
上記の症状の方は、腰痛ベルトをすることで一時的に腰痛が緩和されます。
が、決して、腰痛が治癒したわけではありません。
あくまでも
症状を一時的に緩和する
ベルトで保護することで
一時的に負担を軽減する効果
が感じられるだけで、腰痛を引き起こす根本の原因が改善されたわけではありません。
また腰痛ベルトをすると、ウェスト部分にフィットするせいか
ウェストが細くなった
気がするかもしれませんが、ベルトで締め付けているだけで、ウェストが細くなったわけでもありません。
あくまでも、
腰を一時的に保護するサポーター
として使用しましょう。
腰痛ベルト使用時の注意点
①長時間使用しない
腰痛ベルトをすると、腰部がサポートされ安心感があります。
そのため一日中、中には寝ている時も着けている人もいます。
腰痛ベルトをすることで、腰痛を引き起こす動作から腰部を守ったり、動く際に筋肉をサポートします。
腰痛ベルトを長時間着用することで、腰部の筋力が落ちます。
また、皮膚が敏感な方が長時間使用すると、ベルトの素材によっては皮膚炎をおこすことも。
②自分に合ったサイズ、適切な強度で使用する
腰痛ベルトをきつくまくと安定感が増す感覚が得られます。
またウェスト周りを気にする方は、ぐっと引き締まったウェストになるため一石二鳥ときつくしめる傾向がみられます。
腰痛ベルトには日常の動きを妨げない範囲で使用しましょう。
強くまきすぎると腹部が圧迫されてしまいます。
腰痛ベルトを購入する際は、できれば試着をし、ご自身に合ったサイズを購入しましょう。
腰痛ベルトは通販や薬局でも購入できますが、整形外科でも購入できます。
できれば整形外科などで試着し、正しい着用法、適切な強度を指導してくれるところで購入するのが望ましいです。
腰痛ベルトは腰痛が酷い場合、腰部をサポートし、腰部を保護したり安定させるには効果的ですが、この効果は一時的なもので、根本的な腰痛の改善ではありません。
腰痛の根本的な改善は、腰痛を引き起こしている原因を突き止め、それに対して適切なアプローチをすることです。
姿勢やカラダの使い方、生活習慣を見直し、適切な筋力トレーニングをすることも大切です。