こんにちは。
しなやかボディクリエイターの浅見美菜子です。
ストレッチをするときに
「呼吸が大事」
と聞いたことはありませんか?
動画やTVを見ながらストレッチをしようとすると
「吸って~、吐いて~」
と声がけが入り、ストレッチをするときは呼吸も大切なことは何となく理解できているかもしれません。
が、いざ自分で行おうとすると
「吸って?吐いて?どっちだっけ」
と混乱してしまうことってありませんか?
(クライアントあるあるです)
そこで、こちらの記事ではストレッチで呼吸が大切な理由と吸って、吐いてで混乱しないポイントをお伝えします。
ストレッチで呼吸が大切な理由
ストレッチで呼吸が大切な理由は
カラダの緊張を緩めたいから
です。
私たちのカラダは無意識に自律神経が作用しています。
が、現代人の多くは、この切り替えが上手ではなく、
活動モードである交感神経が優位になっています。
交感神経が優位のときは、カラダは緊張状態。
一日中、仕事をしていて夜になったら肩や首がパンパンに張って辛い、
って経験があるかもしれません。
姿勢によるものもありますが、仕事中の交感神経Maxの状態で全身がパンパンに緊張しているのです。
カラダが緊張状態のときは、血管や筋肉は収縮しています。
ですので、カラダのあちらこちらで血行不良が起きやすくなります。
ストレッチはリラックスをしながら、収縮した筋肉を伸ばすことが目的です。
深く息を吐くことで、カラダの緊張がゆるみリラックスする効果があります。
とくに腹部で行う腹式呼吸はリラックス効果が高いと言われています。
「吸うの?吐くの?どっち?」の対処法
結論、迷ったらどちらでも良いです。
上述したようにストレッチの目的はリラックスした状態で緊張した筋肉を緩めることです。
なのに「どっち?どっち?どっち?」と考えてしまうと、リラックスからは遠い状態になってしまいます。
迷ったら
「自分が気持ち良い」
と感じることを優先させましょう。
そして余裕があれば
吐く息を長めに
行います。
まずはそれだけでOKです。
実際にトレーニングやストレッチの指導中に
「息を吐いて」
とか
「息を吸って」
とキューを出すと、どちらか迷った挙句
息を止める人
がいます(しかも結構な確率で現れます)。
迷って迷って迷った結果
「止めてしまえ~」
となってしまったのだと推察しています。
最近は怪しい(呼吸が連動できていない)と感じたら
「どっちでもいい」
と伝えてから、呼吸以外に意識が向くように誘導しています。
ストレッチをする上で呼吸は大切なポイントですが、
一番大切なのは心地よさ。
「呼吸どっち」で心地よさが感じられなくなるのであれば、
呼吸のことは考えず、自分のカラダの感覚にフォーカスしてもらっています。
吐く息を大切に
ストレッチに慣れてきたら
吐く息
にフォーカスしましょう。
自然に鼻から吸って、細く長く吐きます。
そのときにストレッチをしている部位が心地よく伸び、ゆるんでくる感覚を感じられればOK。
息を吐きながら、全身の力が抜けていく感覚も味わいましょう。
ストレッチをするときは
吸う息は自然に
吐く息は長く
と覚えましょう。
但し、長く吐こうとして苦しくなるまで頑張る必要はないです。
呼吸も心地よいところで行います。
そして迷ってしまったら呼吸のことは一旦、忘れて
カラダの心地よさ
に意識を向けます。
それだけでも、確実にカラダは変わりますよ。