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女性の美を仕事にするためイメージコンサルタントの資格を取得。

ホテルや結婚相談所などでのべ500名の魅力を引き出すパーソナルカラー診断や立居振舞の指導を行う。

身体も心も美しく変わるフィットネスに魅了されパーソナルトレーナーに転向。
のべ20000名のセッションを行う。

私が思う更年期以降の女性の美しさ

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あるスーパーで会計をするために並んでいた時のこと。
大きな声でハキハキとしゃべりながら、テキパキと商品をかごに移し替える店員さん。
「〇〇さん、久しぶりね~。元気だった?暫く来ないから心配しちゃった」
「いや~、あっついからさっ。そろそろ顔出さないと死んだって思われちゃうから来たよ」
と嬉しそうに照れ笑いする高齢男性。
次に並んでいた女性にも
「〇〇さん、これ重いけど持てる?」
と言いながら、さっとかごを仕分け台まで運ぶ。
恐らく50代後半~60代前半くらいのその店員さんは、
常連さんの顔を名前や、ちょっとした個人の事情を把握しているらしい。
スーパーの会計時のほんのわずかな時間。
それが楽しみなのか、その店員さんのレジにはいつも常連さんが並んでいる。
混んでいる時でも、テンポ良く、テキパキと働く姿はすがすがしい。
気が付くと彼女がいる時は、彼女のレジに並ぶようになっていた。
いつの間にかすっかりファン。
(まだ会話したことないけど)

魅力的な人ってどういう人でしょう。
私は彼女のような、いつの間にか人を自分のファンにしてしまう人も魅力的だと感じます。
決して目を見張るような美人ではなく、言ってしまえばどこにでもいそうなその年代の女性。
でも、レジに並んでいる一人一人に必ず声をかけ、テキパキと働く姿を見ていると
こちらも元気になるのです。
だから彼女のレジに並んでしまう。

彼女が一人一人に声をかけるのは、年齢を重ねて、色々な経験を経たからこその
気遣いだと思います。
さりげないけど、それがちょっと嬉しい。
若い方がする気遣いとも違う。
包まれるような、優しい気遣い。
その年代の人にしか出せないさりげなさ。

私が20代の頃は、目に見えてキレイな女性に憧れていました。
同じ化粧品を使ってみたり(だからって彼女になれるわけではないのに!)、
その人が良いと言っている美容法を試してみたり。
ですが、いつ頃からか美しさを感じる基準が変わってきました。
化粧っけもなく、でも誰かのために一生懸命だったり、
全身汗をかきながら、懸命にトレーニングをしている姿だったり、
楽しそうに家族の話をする姿だったり、
その人が内面から発する何かに反応して、私はその人のことを美しいと感じます。

これはとっても個人的な見方だけど、
20代の頃に感じていた美しい人は外見が美しい人。
人は美しいものに魅かれるから、美しい人はそこに居るだけで見ていたい。
ある年代から感じている美しい人は内面が美しい人。
一生懸命生きている人。
その人がそこに存在しているだけで価値がある。

人は誰でも年を取ります。
10代は花を開かせるための成長期
20代~30代半ば満開
30代半ば~40代は実りのための準備期間
50代は実りの季節
それ以降は熟成させながら、静かに流れていく
女性は生涯は花のように、成長し、開花し、そして実をつけ育くみ、人生を慈しむ。
年を重ねると輝くばかりの若さや健康体は少しずつ陰りを見せ始める。
でも、これは次のステージに移行するためのもの。
その時、その時でしか出せない魅力があります。
更年期でちょっとしんどい毎日。
放っておくと髪の毛はバサバサするし、白髪は目立つ。
笑うと小皺も目立つ。
それも次のステージへ移行するために必要な過程。
だからそれらにあらがうのではなく、上手く付き合っていきたいって思います。

ただ気を付けなくてはいけないのは、放棄してしまうこと。
年を取るのは仕方がない。
髪の毛がバサバサでも、背中が猫背で丸くても、お腹がタプタプでも
年だから仕方がない。
と諦めて放置するのはただの開き直りです。

年を重ねて失ったものを補えるのは清潔感。
髪の毛がバサバサであれば、髪質に合った質の良いヘアケア製品に切り替えたり、
スッキリと見えるようにカットする。
猫背で丸い背中やタプタプのお腹は、食生活や姿勢を改善すれば改善できます。
ふくよかな女性も魅力的だけど、猫背は良いことが一つもないので姿勢はこだわりたい。

40代以降は美しさの視点が外見から内面へ変わります。
その人の生きざま、すなわち生きる姿勢が魅力(存在価値)になる。
そして自分のため、誰かのために生きている女性は美しいと心から感じます。
見た目や年齢にとらわれない生き方をしましょう。


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