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のべ20000名のセッションを行う。

更年期世代のダイエットのお悩み② 糖質制限はおすすめしません

当ブログは広告を扱っています。

こんにちは。

更年期世代の女性のカラダづくりを応援するパーソナルトレーナーの浅見です。

ダイエットに糖質制限が有効であることは既に広まり、実践している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私個人の意見として、適量に糖質が摂れているのであればダイエットのための糖質制限は必要ないと考えています。

何故なら、健やかなカラダ作りのためには糖質も必要だからです。

そして更年期世代の女性にとっては糖質は美容のために味方につけていただきたい栄養素の一つでもあります。

 

目次

何故、糖質が嫌われるのか

そもそも何故、糖質が嫌われるのか。

糖質=太る

の図式が出来上がっているからです。

主食である糖質(米、パン、パスタ、麺類など)はともすると食べ過ぎる傾向があります。

過剰に摂りすぎた糖質は脂肪としてカラダに蓄えられ、太る原因になったり、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

深刻な生活習慣病である糖尿病の治療として用いられたのが糖質制限食です。

一日の糖質摂取量を適正に摂るよう医師や栄養士の指導下で治療の一環として行われていたものが、その効果や糖質(主食)をやめれば何を食べても良いと言うわかりやすさから一般人にも広まりました。

その過程で

摂りすぎた糖質を適量に

が、

糖質は悪(太る元)

となったのです。

 

糖質制限を実施したあるクライアントさんの話

私の元にあるクライアントさんが相談に訪れました。

その方は長年、色々なダイエットに挑戦してはリバウンドをする、の悪循環を繰り返していたそうです。

そんな時、TVで糖質制限ダイエットを見て「これだ!」と飛びついたそうです。

食べることが好きな彼女にとって

「糖質以外、何を食べても良い」

と言うのは魅力的に感じたそうです。

主食の代わりに大好きな肉を食べていたので、糖質制限をすることに苦痛は感じなかったそうです。

何より目に見えて体重も落ち、このダイエットだったら続けられると感じたそうです。

しばらくするとカラダに異変が起きました。

頭がぼ~っとして集中力がなく、ふらつく

何をしても疲れてしまい、夕方には動きたくなくなってしまう

肌も髪の毛もパサパサし、乾燥が酷くなっている

やたらと喉が渇く

生理が止まった

などなど

困り果てて私に相談にやってきたのです。

 

糖質制限ダイエットで何故、このような症状が出たのか

糖質は健やかなカラダを保つために必要なエネルギー源です。

主なエネルギー源となる3大栄養素である

・糖質(炭水化物)

・タンパク質

・脂質

の必要量から、糖質は

一日の摂取する食事量の5~7割程度必要(平均をとって6割程度が定説です)

とされています。

厚労省 日本人の食事摂取基準(2015年度版)

厚労省のこちらの報告書の例によると

30~40代のデスクワークの女性の必要量が算出されています。

一日の必要エネルギー量(カロリー)は1750Kcal程度

その6割を糖質から摂るとすると

1750Kcal×0.6=1050Kcal

糖質1gは4Kcalなので

1050Kcal÷4=260g/1日あたり

となります。

体内では様々な栄養素が合成されたり、体内で自ら栄養素を作り出したりもするので、この260gは目安に過ぎませんが、人のカラダが正常に機能するために最低でも糖質が100g/1日必要だろうと推測されています。

おにぎり(具なし)1個で約40g

と考えると、少なくとも1日おにぎり3個分の糖質は必要でしょう(あくまでも目安です)。

 

先ほどのクライアントさんには、直ちに食生活を改善してもらい、筋トレを実施したところ、糖質制限していた頃よりも体重は増えたものの、適正体重に戻り、カラダが引き締まり、不調も感じなくなりました。

 

更年期世代の女性が味方につけたいもの

痩せたいと思った時、イメージするのはカラダについた余分な脂肪を取り除くことだと思います。

脂肪が付き過ぎれば、ボディラインも崩れ、深刻な場合は生活習慣病を引き起こす原因になり得ます。

ですが、更年期世代の女性にとっては適度な脂肪は必要なのです。

この世代の女性を悩ます更年期障害は加齢で卵巣で作られるエストロゲン(女性ホルモン)が減り、自律神経が乱れることで引き起こされますが、それを補うために脂肪細胞を介してエストロゲンを作るのです。

エストロゲンは筋肉の減少を防いだり、骨を丈夫にしたり、肌の弾力とみずみずしさを保持する役割もあります。

(その他色々ありますが、今回は割愛致します)

女性が女性らしい美しさを保つためにも、ある程度の脂肪は大切なのです。

このような説明をし、私のクライアントさんには体脂肪率は23~25%前後をKeepしていただくよう指導しています。

しなやかで女性らしいボディのイメージがある女性ダンサーの体脂肪率も20%代前半です(大体22~23%)。

相談にいらっしゃる方に理想の体脂肪率を聞くと

18%~20%

と答える方が多いことを考えても、意外と体脂肪率は高め?に感じますよね。

カラダに張り、艶、そして女性らしい丸みを保つためには、ある程度の体脂肪が必要なのです。

 

まとめ

糖質や体脂肪はカラダにとって必要なもので、決して悪者ではありません。

何事も過剰に摂りすぎる、付き過ぎることが問題なのです。

私はダイエットは、それらを正し、その方にとって適正なカラダに戻すことだと思っています。

 

 

 

 

 

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