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女性の美を仕事にするためイメージコンサルタントの資格を取得。

ホテルや結婚相談所などでのべ500名の魅力を引き出すパーソナルカラー診断や立居振舞の指導を行う。

身体も心も美しく変わるフィットネスに魅了されパーソナルトレーナーに転向。
のべ20000名のセッションを行う。

あなたがポジティブになれない本当の理由

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以前「ポジティブシンキング」が流行りました。
どんな時にも前向きな姿勢は、本人だけではなく周りの人も元気付け、その概念は多くの人から支持されました。
それ以来、ポジティブは良いこと、ネガティブは悪いこと、と暗黙の了解のようにも認知されています。
しかしながら、本当にそうなのでしょうか。
今回は私が経験した実例を交えながら説明をします。

ポジティブはなるものではない

ネットで「ポジティブ」と検索をすると予測変換で「ポジティブになる方法」と出てきます。
それだけ多くの人が
「ポジティブになりたい」
「ポジティブになるためにはどうすれば良いのか」と悩んでいると推察されます。
しかしながらポジティブはなるものなのでしょうか。
私はポジティブは「あるもの」と考えています。
つまりポジティブな状態にあることです。
敢えてなるのではなく、自然にある状態、それがポジティブな状態と考えています。

辛い時に頑張ってポジティブになった結果

昨年のことですが、とても辛いことがありました。
乗り越えるのに数ヶ月かかりました(まだ完全には乗り越えていませんが)。
私達は日々、様々な形で感情を乱されるような出来事に直面します。
すぐに気持ちが切り替えられるもの、数日で感情が落ち着くもの、どうしても受け入れられたくないもの。
その時、私はすぐに感情を切り替えて、前向きに生きようとしました。
辛い、哀しい、寂しい・・・様々な感情を封印して、前を向こうとしました。
そこから数ヶ月経った頃に突然、プツンと何かが途切れてしまったのです。
本当にプツンと途切れるってこういうことなんだと実感しました。
張りつめていた糸が突然切れて、目の前はただ空白でした。

感情を抑えすぎると

感情を封印すると、例えばその封印した感情、辛い、哀しい、寂しい・・・
も感じなくなっていますが(正確には感じないように目を背けていただけ)、
嬉しい、楽しい、何かをしたい、と言うポジティブな感情も抑えられてしまうのです。
感情全体を感じる力が鈍るのです。
心理学では「(感情の)抑圧」と表現されています。
私自身も頭では「前に進まなくては」と思うのに、
目の前が空白で何をどうしたら良いのかさえわからない、迷子になってしまったような状態で数ヶ月を過ごしました。

抑圧からの回復


私が受講した瞑想指導者養成講座は瞑想指導全般について学びました。
マインドフルネスについては、瞑想の流れの一環
(伝統的な瞑想からより取り入れやすいマインドフルネスの需要が高まっている)で学んだ程度でした。
私の感情が迷子になっていた時に、精神科のドクターのメンタル疾患についての勉強会に参加しました。
そこで軽傷のメンタル疾患やメンタル疾患の再発防止でマインドフルネス瞑想が有効だと知りました。
そしてたまたま受講してみたいと思っていた先生のマインドフルネス瞑想講座があるのを知り、即受講しました。
そこでの自己受容と言うプロセスを経たことで、自分自身で哀しみの感情を押さえつけていたことに気付きました。
哀しみの感情を受け入れ、向き合うことで、少しずつ傷が癒され、深い哀しみの穴の中から抜け出すことが出来ました。
その穴から抜け出したら、少しずつ気力が湧いてきて、本当の意味で前に進みはじめました。

ポジティブな状態とは

これは完全な私見になりますが、ポジティブな状態とは自分自身を受け入れれば自然となるものだと思っています。
基本的に人はネガティブな面に意識が向きがちです。
自分自身のネガティブなもの、感情、できないこと、ないこと、に目が行ってしまい
「このままでは駄目だ。ポジティブにならなくては」
と奮起して頑張ってしまうことは多々あります。
しかしながら、自分の中にあるネガティブを否定したままでは、
何も問題は解決されず、本当の意味でのポジティブな状態とは程遠いのです。
自分の中にあるネガティブに気付く、受け入れる、必要があれば向き合う、そのプロセスを経ることは
自分を受け入れ、自分自身を大切にし、自分自身を愛することにも繋がります。
何事もですが、無理をすればいずれどこかにひずみが生じます。
まずは自分自身を大切にし、自分自身を愛せれば、それは自分自身への信頼となり、
意欲が自然に湧き、前進できる状態になります。

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