こんにちは。
しなやか美人コーチの浅見美菜子です。
自律神経の乱れから起きる不調。
どの科を受診すればいいのか、悩みませんか?
色々な可能性を考えて、総合病院を受診したものの、
異常は見つからず、心療内科へ。
激しいめまい、カラダの倦怠感、いつ治るのか将来への不安・・・
心配は尽きず、話を聞いてくれそうな女性のドクターがいる病院へ。
「自律神経失調症」と診断されたものの、
どことなく違和感と言うか、私が思っていたような診察ではなく。
心療内科を受診するのが初めてだったこともあり、
「こんなものかな」
と言うのが前回までのお話。
でも「こんなものかな」がどんどん大きくなっていったのです。
こんなとき、あなたならどうする?
セカンドオピニオン
自律神経失調症とは
今でこそ自律神経について簡単に情報が得られるけど、
私が自律神経失調症にかかった2011年は今ほど認知されていなかったの。
自律神経が心と身体の様々な不調に関係していることがこれほど広まったのは、
恐らく順天堂大学の小林弘幸先生の存在が大きいのではないかと思っています。
今ほど情報がない時代から、
小林先生は自律神経の乱れが引き起こす不調についての本を出版しはじめ、
私はむさぼるように先生の本を読んだ。
どうしても治したかったからね。
自律神経失調症は、ストレスや不規則な生活習慣などが原因で
自律神経のバランスが乱れることで引き起こされる心と身体の不調と言われています。
その症状は様々で私のようにめまいがする場合もあれば、
酷い肩こり、頭痛、どうきが激しくなる、
気持ちが落ち込むなどメンタルに影響したりすることもあり、
カラダに異常がなく、病名がつかない不調を自律神経失調症としているみたい。
なので、自律神経失調症と言っても、
皆が皆、同じ症状ではないから、やっかい💦
そもそも自律神経失調症は正式な病名ではなく、症状もしくは状態のこと。
自律神経は人が生きていく上で自動的に働く機能。
例えば呼吸をする、血液が体内を流れる、食べたものを消化する、などなど。
身体が必要な状態に応じて自動的に調整してくれるから、
私たちは健康に過ごすことが出来るのです。
自律神経には
活動をするための交感神経(主に日中に優位になる)
休息をするための副交感神経(主に夜間に優位になる)
があり、それぞれの神経が1日を通してシーソーのように入れ替わりながら、
様々な体内活動をすみやかにしているのです。
正常であれば、活動をする日中は交感神経が優位に、
休息をする夜間は副交感神経が優位に働いています。
ですが、現代人は交感神経が優位である状態が長く続いていると言われています。
私もまさにその状態。
早朝から深夜まで仕事をし続け、常に交感神経がON。
・・・いつかは故障するよね。。。
この頃のことは次回、書きたいと思っています。
心療内科の診察に違和感?
女性ドクターの心療内科には2週間に1回のペースで通院していました。
症状は完全に収まってはいないものの、
薬の効果で何とか仕事はできる状態にはなっていたの。
何回目かの診察のときのこと。
「やっぱりストレスたまるよね~」
とドクター。
私よりは年齢は上なのと、同じバリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)
と言うところに親近感を持っていただいたようで、
いつの間にかため口(私は敬語)。
「女性がさぁ、男社会でやっていくのって大変なのよ。あなただってこんな症状まで出ちゃってるし」
どう答えて良いのやら。
「そうですね💦」
と無難に、一応あいづち。
「でもさぁ、どんなに頑張っても、女の手柄は男が持って行っちゃうのよ。
うちの医局がそう。こっちは徹夜で仕上げたのに礼の一つも言わず、
さも自分がやったように論文を提出しちゃってさぁ」
とドクターが興奮気味にまくしたて、一息ついたと思いきや涙目。
「疲れ果てて私が床で寝てたって礼の一つも言わないんだからさ、あいつ」
(今にも涙がこぼれ落ちそう)
・・・この先生、大丈夫かしら。。。
一抹の不安が私の心の中をよぎりました。
「ほかの患者にはこんな話しないわよ。
あなたキャリアウーマンだから私の辛い立場、わかってくれるでしょ」
とりあえずうなずいてみた私。
でも、この場合、話を聞いてもらうのって私の方よね。多分。。。
と思いながらも、ドクターの勢いに押されっぱなしの私。
ドクターが思いのたけを私にぶつけていて時間が押したのか、
看護師さんが扉をトントンと合図で次の患者さんの存在をドクターに知らせてくれて私は解放されました。
会計を待ちながら
医者の世界も大変なのね
と思ったり、
でも、私が聞き役ってどーよ
と首をかしげてみたり。
思い返せば診察では
「そうですね」
しか発していない!
これってアリなのか?
処方箋を受け取って薬局へ。
症状が落ち着いてきているので、今回から薬を変えるとドクターが言っていたなぁと思いながら、
処方された薬を見ると
トラベルミン
変わった名前。
トラベルミン???
帰宅後、ネットで調べると
乗り物酔いの薬
薬の紹介のところに
トラベルミンで快適な旅行を
ってちょっとワクワクするようなのワード。。。
でも、今はこのワクワク、いらないよね💦
乗り物酔いは自律神経が乱れている状態で生じるらしく、
自律神経の興奮を落ち着かせる作用があるみたい。
でも、診察でドクターの愚痴の聞き役になってしまっていることのもあって、
このままでいいの?
本当にこの薬で私の病気は治るの?
と不安が倍増。
悶々としていても何も変わらない。
症状だって薬で抑えられているだけで、根本的に治っている気もしない。
そこでセカンドオピニオンを受けることにしたのです。
2件目の病院へ
セカンドオピニオンに選んだ病院は駅の反対側にありました。
クリニックの自動扉が開くと、いい香り。
落ち着いたアロマの香りが漂っています。
オレンジライトで落ち着いたトーンの待合室。
ソファはベージュピンクの優しい色で統一され、ゆったりしています。
同じ心療内科なのに全然違う!
と言うのが第一印象。
アロマのいい香り
優しいクラッシック音楽
大型モニターには自然の風景
ゆったりとして座り心地の良いソファ
待合が広いから、他の患者さんの顔があまりわからない
あの無機質で学校の廊下のような待合室とは全く違う!
案内された診察室に入ると、ドクターとの距離は近いというか普通。
デスク一つ隔ててドクターが座っています。
若い男性のドクター。
私は今までの経緯を説明しました。
総合病院で心療内科の受診を勧められたこと。
セカンドオピニオンであること。
仕事は続けたいけど、副作用がある薬は避けたいこと。
そして完治させたいこと。
ドクターは熱心に私の話を聞きながら、いくつかの薬の説明をし、
それぞれのメリット・デメリットを教えてくれました。
私は最終的には薬を飲まない状態(本当の意味での完治)にしたいと伝えたところ、
常習性が少ない薬を勧めてくれました。
他にも私の生活のサイクルを細かく聞かれました。
朝早くて夜遅い生活。
ランチはあまり食べられないほど忙しい日中。
(今から思うと、これだけで身体に悪そう💦)
更に、仕事終わりに深夜にフィットネスクラブに通って、
激しいスタジオレッスンで汗を流していました。
ドクターは出来るだけ規則正しい生活にできないか、
何か改善できそうなことはあるか
と聞いてきました。
その時、即答が出来なかったので、
次回までの宿題として考えてきますと答えて、診察は終了。
同じ心療内科でも、院内の雰囲気も、診察内容もこんなに違うのか、と言うのが私の感想。
前の心療内科では私の生活習慣について聞かれもしませんでした💦
(そもそも私の話をほとんど聞いてくれなかった)。
心療内科に通うことは敷居が高いことかもしれないけど、
自分自身が腑に落ちないこと、違和感を感じること、
があればセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。
心療内科は相性が大事!
特に私が感じたのは心療内科こそ、ドクターとの相性は大事だということ。
例えば、初めに行ったクリニックでは
「次に診察に行った時に先生に聞いてみよう」
と思うことがあっても、ドクターが早口でまくし立てる(自分の思いのたけを私にぶちまけてた)だと、
聞きたいことがあってもきけなかったり、聞くことを忘れてしまったりすることが💦
セカンドオピニオンのクリニックでは、ドクターがゆっくり落ち着いた話し方だったので
「これ聞いても大丈夫かな?」
と思うような些細なことでも聞きやすく、信頼関係が築けました。
当時、まだ私の目線は仕事中心で、
ドクターのアドバイスの1割くらいしか聞けていなかったけど、
3年間の闘病生活の中で、ドクターのアドバイスは100%聞く、
くらいにまで全面的に信頼していました。
自律神経失調症の場合、一足飛びに症状が改善されたり、
何かをしたから劇的によくなることがありません。
ちょっと良くなったと思ったら、何かのきっかけで元に戻ったり、
もっとひどくなったりすることもあります。
本当に思うように行かない💦
ですので、信頼できるドクターの存在はありがたかったです。
またクリニックの雰囲気も自分と合っているか。
はじめに行ったクリニックは無機質で、受付の方も事務的(たまに威圧的)な感じを受けたけど、
セカンドオピニオンのクリニックはゆったりとした雰囲気で、受付の方も親切だったので、
予約の変更などもお願いしやすかったです。
私の闘病生活は一進一退を繰り返したので、体調が悪くなってどうしても外出できない、
と言うことも💦
申し訳ない気持ちで電話した時に「ゆっくり休んで下さいね」と言う一言に本当に救われた!
自律神経失調症の場合、病院とはある程度の期間、お付き合いをすることになるので、
自分に合った雰囲気、相談できるドクターを見つけることはとても大切ですよ。
次回は自律神経失調症になった心あたり(原因?)について書きます。