こんにちは。
更年期世代の女性のカラダづくりを応援するパーソナルトレーナーの浅見です。
5月になりました。
5月はとても過ごしやすいですね。
春になり街中で気持ちよさそうにウォーキングしている方をチラチラお見かけするようになりました。
ダイエット目的でウォーキングを始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私に相談される方も、日常的にウォーキングをしている方がいらっしゃいます。
「週3日やっているのに何も変わりません。。。」
と嘆く方も。。。
本日はダイエット目的のウォーキングについて。
運動におけるウォーキングの位置づけ
私達、人間は物心ついた頃から歩いたり走ったりし、日常的に歩いています。
そのウォーキングの運動的な位置づけはメッツと言う指標で表されます。
座って安静にしている状態が1メッツです。
この表で見てみると歩行は3メッツ。
座って何もしない状態に対して、歩行は3倍運動をしている、と言うことになります。
ウォーキングはこの表で「速歩」の4メッツです。
この表では通常歩行よりも、1段階だけ運動強度が高い、ことがみて取れます。
運動的な視点でみると、ウォーキングはさほど運動強度は高くはないのです。
ウォーキングで痩せない理由
上記のことからも
ウォーキングで痩せない理由はそもそも運動強度が高くない
が一番に挙げられます。
速足で歩けていればまだ良いのですが、散歩の延長程度のスピードだと通常歩行と変わらなくなります。
運動の消費カロリーは
体重(Kg)×運動時間(H)×Mets×1.05
の公式で計算できます。
例えば体重55Kgの女性が1時間、速足でウォーキングをした場合
55Kg×1H×4×1.05=231Kcal
1時間のウォーキングで消費できるカロリーは231Kcal、おにぎり1個分で意外と多くはないのです。
ダイエットの大原則は
摂取カロリー<消費カロリー
です。
運動強度が高くないウォーキングでさほどカロリーを消費していないのに、運動をしたからと食べ過ぎたら。。。
ウォーキングで痩せない理由は
・そもそも痩せるための運動強度が高くない
・(時間を要するわりには)消費カロリーが少ない
・運動後で安心して通常通り食べてしまう
・(時間を要するので)続かない
などが考えられます。
よくTVのダイエット番組でウォーキングをして痩せた場面が放映されていますが、あれは
日常活動量が少ない(そもそも動いていない)人がウォーキング(活動)をしたことでの効果
です。
普通に活動している方がウォーキングだけで痩せることはハードルが高いです。
痩せるためのウォーキングは?
じゃあ、ウォーキングだけでは痩せないのか?
と反論が聞こえて聞こえてきそうですね。
ウォーキングでも痩せる(カラダを引き締める)効果を出す秘訣があります。
ウォーキングコースに坂道や階段を加えること
速足のウォーキングは4メッツですが、階段の上り下りは8メッツとされています。
実際、階段を上り下りするために下半身を中心に全身の筋肉を使います。
平坦な道だけではなく、坂道や階段、またあまり舗装されていない道(安全な)をウォーキングコースに取り入れることで、運動効果があがります。
※脚腰に疾患や痛みがある方は主治医にご相談の上、実施して下さい
最後に
痩せるための運動は何よりも継続が大切です。
例え何らかの方法で痩せたとしても、それを維持していくことも重要です(この仕組みについても近いうちに)。
無理をせず、日常生活に取り入れやすいもの、自分自身が楽しめるものを取り入れましょう。