こちらの記事をご覧になっている方の中には
もしかしたら、自分は膠原病ではないか?
と思っているかもしれません。
膠原病とは1つの病気を指している訳ではなく、自己免疫に関連する様々な症状のグループを
総称して膠原病と言われています。
その種類は約30種類。
膠原病についてネットで調べると、ご自分の不調に当てはまる症状が見つかるかもしれません。
私は約10~15年前の検査で「膠原病の可能性がある」と言われ、大学病院の専門医の紹介を受けました。
膠原病、または膠原病かもしれないのにコロナワクチンを接種しても大丈夫なのか?
また接種した場合の副反応はどうなのか?
コロナワクチンの接種に悩む人に向けて、3回目のワクチンを接種し終えた体験談をお話します。
膠原病疑い
私が初めてその名前を聞いたのは約15年程前のことです。
当時、様々なアレルギー症状に悩まされていました。
中でも原因不明のアレルギー症状がかなり重く、全身が腫れあがった後、腕~手のひらにかけての腫れが残り、
手のひらはグローブのようになっていました。
いくつかの病院を訪れ、様々なアレルギー検査を行いましたが原因が特定できず。
絶望的な気持ちでした。
そして検査をする過程で、担当医から
「膠原病って知ってる?」
と聞かれました。
何回か行った検査の中で、異常数値が出ている項目があったのです。
その時は、体内循環を良くする漢方薬を飲む治療を約1年続けました。
それから数年後、再び酷いアレルギー症状が起きました。
激しく咳き込み発熱、全身の倦怠感、そして顔が腫れてしまい外出が出来ないほど。
自宅の近くのアレルギー科を探して受診しましたが、やはり原因は特定できず。
その時の検査でも膠原病疑いであることを指摘されました。
後に酷いアレルギーの原因がタバコであることが判明し、出来るだけタバコを避けるように生活をしていますが、
疲れていたり、体調が悪いと少しの副流煙でも発作のような酷いアレルギー症状に悩まされました
(体調が悪い時は衣類や髪の毛についた臭い(成分?)だけでも発症しました)。
仕事中にアレルギー発作が起き、職場の近くのアレルギー科があるクリニックを受診。
そこでの検査でも膠原病疑いを指摘され、専門医がいる大学病院を紹介されました。
当時はとても忙しかったこと、顕著な症状が出ていなかったことから大学病院は受診していません。
ただ3件で指摘を受けているので、もしかしたら、とは思っています。
ネットで確認できる膠原病の症状のうち
・レイノー症状(指先が白くなる)
・日光アレルギー
など、いくつか該当するものがあるものの、発症はしていません。
(膠原病と確定診断を受けても発症しないケースもあるようです)
あの時、ニュースを見るまで自分が膠原病疑いだと言うことを忘れていたくらい。
膠原病の人はコロナワクチンは接種できない?
ある時、テレビの情報番組で
「こういう人はコロナワクチンは打てない」
と医師が説明をしている中に膠原病患者があったのです。
「あっ、私?」
と、確かに自己免疫疾患だし、と変な納得をしました。
その後、爆発的に感染者が増え、仕事柄、クライアントや患者さんと密に接するので心配になってきました。
そこで主治医(勤務先の院長)に事情を説明して確認したところ
「大丈夫」
とのこと。
膠原病の患者が何故、コロナワクチンを打ってはいけないのか、調べてみたところ
既に発症している患者の治療の中に免疫療法?のようなものがあり、そことの関連性で言われていたみたいです。
※いくつかのサイトを確認しましたが、治療中でもワクチン接種は推奨していました
膠原病かもしれない私がワクチン接種をしてみた結果
1回目 心配していたような酷い副反応はなく、注射をした箇所が腫れた程度でした
2回目 1回目と同じ感覚でいたら、注射をした瞬間から猛烈に痛み、接種から24時間後から熱が上がり始めました。
仕事柄、どこまで熱が上がるのか見たかったので解熱剤を飲まずに放置していたら、最終的には42度まで上がりました。
その時点で身の危険を感じて解熱剤を頓服。
接種~3日間、発熱、寝込みました。
3回目 3回目は2回目よりも軽いだろうと根拠なく思っていたのですが、接種から12時間後から熱が上がり始め気が付いたら40度。速やかに解熱剤を頓服。なかなか薬が効かず寝込みました。
また今までになかった症状で頭痛が酷かったです(頭痛がすることは滅多にありません)
翌日は熱は37度台に下がったものの、脇(恐らくリンパ)の腫れ感、腕の動かしにくさが出ました。
同年代の友達やクライアントに副反応について聞いてみても、あまり酷くない(発熱して38度くらい)とのこと
なので、一般的な50代の女性の中では副反応は重い方なのかもしれません。
私がワクチンを接種した理由
膠原病疑いがあるので、コロナワクチンの副反応が重いのではないか、
との予感はあり、正直、接種すべきかためらいました。
私がコロナワクチンを接種した決め手は
ワクチン接種者が万が一コロナに感染しても、人にうつすことがない(1年前の情報なのでオミクロンに関してはわかりかねます)
医師からこの話を聞いたことが大きな決め手でした。
仕事柄、私からクライアントや患者さんにうつすことだけは絶対にしたくない!と思っています。
そして万が一感染した時の被害の大きさ、私であればクライアント、患者さん、リハビリ室の同僚、院内で接したスタッフ、医師・・・と感染した場合の私以外への影響は果てしなく大きいのです。
また最近になりコロナ感染後の後遺症についての海外の研究報告も出てきていて、
後遺症の一つに認知機能の低下などが挙げられています。
いずれにしても、感染することのリスクは絶大です。
コロナワクチンの接種については個人の考え方、体調面などありますので、十分に考えてから決めて下さい。
また既往症や気になる症状があれば、信頼できる医師に相談・確認をしましょう。
この記事がコロナワクチンを接種するか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。