あなたは自分のことが好きですか?
自分のことを愛していますか?
ここでドキッとしたり、考え込んでしまった方は是非、読んで下さい。
誰かのことが好き
と言う感情は、無意識に湧いてきます。
物心つく前の多くの場合は母親や父親であったり、またそれ以外の無条件に自分を愛してくれる人、
自分に優しくしてくれる人に向けられます。
物心つく頃は一緒に遊ぶ誰かだったり、自分の身近なところ(多くは家族)の範囲を超えて、
社会に属する誰かに向けられます。
人が人を愛するのは自然なことなのです。
ですが、自分の一番の味方である自分自身はどうでしょうか。
自分のことを意識したことはありますか?
人が自分を意識するのは自分が失敗をしてしまった時や思い通りに物事が進まなかった時です。
上手くできない自分を批判したり、自分はダメなヤツとレッテルを貼って落ち込みます。
上手くできると嬉しいけど、そこで終わってしまうことが殆どです。
上手くできた自分に対して「良くやった」「頑張ったね」「素晴らしいね」
と褒める人はあまりいないでしょう。
上手くできても上手くできなくても、どちらも同じ自分なのに
人は上手くできなかった時の方に意識を向けがちで、またそのことの記憶が強く残ります。
まだ物心がつく前に誰かに愛されて、そして誰かを愛している自分には何も条件はありませんでした。
自分は愛される存在、愛されるために生まれてきた
そのことを感じ、味わい、そして誰かが自分に微笑みかけると無条件に微笑み返す。
そこには恐れや心配、批判、不安、ダメ出しはなくありのままの自分がいました。
しかしながら、成長する過程で誰かに叱られたこと、ダメ出しをされたこと、
批判をされてしまったことを繰り返し、それらが自分の本質にすり替わってしまったのです。
それはその時、誰かが何の気なしに口にしただけのことかもしれません。
でもそれがあなたの心に残ってしまい
「自分はダメなヤツ」
と心の奥底に置いたまま今に至っています。
それ故、自分で自分を愛する感覚って難しい。
「自分を好きになりましょう」
「自分で自分を愛しましょう」
と言われても、どうしたらそれができるのかわからない。
そんなあなたに試して欲しい自分を好きになるコツです。
気づく
例えば自分と誰かを比較して落ち込んでいる時に
「あっ、〇〇さんと自分を比較している」
と比較している状態に気づきます。
更に
「〇〇さんと自分を比較するとこんな気持ちになる」
その時感じている気持ちに気づきます。
いつもでなくてもかまいません。
気が付いた時に意識を向けてみましょう。
客観的に気づいた瞬間、自分を悩ませるもやもやのループが止まります。
心地よさを味わう
例えば散歩をしている時に肌に感じる風の心地よさ。
大好きなスイーツが口いっぱいに広がった時の幸福感。
ペットを抱えている時の安心感。
自分にとって心地よいと感じる感覚を丁寧に味わいます。
人は考えていることの殆どが不安なことやネガティブなことです。
それ故、心が不安定になりやすい。
自分が心地が良いと感じる時間を味わい尽くすことで幸福感が増えます。
いずれも自分が思い出したタイミングでやってみて下さい。
即効性はないですが、数ヶ月後には変化を感じられるようになります。