少し前から「HSP」と言う言葉を耳にするようになりました。
HSPは繊細な人のことを言います。
全人口の15~20%がHSPと言われていて、約5人に一人の割合でHSPの傾向を持っているのです。
もしかしたら、この記事を読んで下さっているあなたもHSPかもしれない、
と思っているかもしれません。
今回は私自身がHSPだと知って良かったことについて話をします。
実はHSPだった
私が自分がHSPだと知ったきっかけは、あるメンタルクリニックのドクターの勉強会でのことでした。
メンタルヘルスについて学んでいたのですが、講師のドクターから
「HSPだよね」と指摘されたことでHSP疑惑を持ったのです。
HSPと言う言葉も意味も知ってはいましたが、繊細とは程遠い性格なので深くは知りませんでした。
講師もばっくりとメンタルヘルスに興味を持って学ぼうとする人はHSPの傾向がある、
程度に触れただけですので、私は例外だと思っていました。
講座終了後、HSPについて調べました。
始めてHSPについて詳細を知った時の感想は
「そうだったんだ」
なんと腹落ちしてしまったのです。
ずっと抱えていた違和感の正体
HSPは病名ではなく、持って生まれた性格上の特性で心理学的概念です。
あくまでも「そういう傾向がある」と言う程度の理解で良いと思います。
HSPのチェックをしていたら子供の頃から抱えていた違和感、
周囲との違いがこれだったとスッと腹落ちしました。
あるサイトで見つけた例です。
大人数でのコミュニケーションが苦手 (私:グループ行動が苦手)
疲れやすい (私:そうかも)
一人の時間が必要 (私:絶対に必要)
「神経質」「気にしすぎ」「完璧主義」と言われる
(私:「完璧主義」以外は言われたことないけど、自分では神経質だと思ってる)
人の多い場所や人と長時間ともにすると疲れる (私:そうなの)
音、匂い、光に敏感 (私:まさに)
心配性、不安症 (私:そうでもない)
当てはまらない項目もありますが7割程度はあたっています。
※サイトによってチェック項目が若干異なりますので、複数のサイトで見比べてみて下さいね。
HSPにも種類があって私はHSS(HSPの気質を持った外交的、好奇心旺盛、刺激追求型)であるだろうと思われます。
※HSPの種類の解釈もサイトによって若干異なっているので、複数のサイトで見比べてみて下さい。
HSPだと自覚して楽になった
自分がHSPだと自覚した一番のメリットは自分の扱い方がわかるようになったことです。
私の場合はHSS気質が強いので、外交的なのに人と長時間いると疲れてしまうことがよくあります。
自覚する前は楽しいのに、何故、疲れてしまうのかわからなかったのですが、
そういう気質(そういうもの)とわかれば、長時間仕事をする時は
必ず一人の時間を作ってゆっくりする、と言うルールを設けて自分を休ませることにしています。
また連日、長時間の用事(仕事、遊び)は入れないと言うルールも設けました。
1日長時間、人と接する用事(仕事、遊び)があった翌日は軽めにし、
一人になる時間を多く設定しています。
そのルールを設けてからは、疲れを引きずらなくなりました。
また音や匂いに敏感なので、マスクやイヤホンで刺激を受けないよう工夫をしています。
こんな風にHSP故の特性(人といると疲れる、疲れやすい、神経質っぽい)
は欠点にもなりかねませんが、そういうものだと受け入れることで、
自分が快適に過ごせるよう工夫ができるようになりました。
またHSP故の気質を受け入れることで、自分と上手くつきあっていくことができるようになりました。
恐らくHSPあるあるかもしれませんが、自分の繊細な部分を
「自分が悪い」と自分のせいにしてしまうことがありました。
例えば何かが気になってしまった時
「こんなことを気にしている私が悪い」
と自分に原因があるようにとらえていました。
今は
「HSPだから気になっちゃったよね」
と自分を励ますようになりました。
これができるようになって、モヤモヤすることがかなり減りました。
(受け入れるって大事!)
この記事をご覧いただいている方で、自分がHSPではないか?と思っていたら、
是非、複数のサイトでチェックをしてみて下さい。
HSPはメンタル疾患ではなく、持ってうまれた気質です。
(生まれつき顔についているほくろみたいなもの)
自分の大切な一部だと受け入れることで、自分との付き合い方が上手になりますよ。