あなたは心をゆるして何でも話せる人がいますか?
残念ながら、大人になればなるほど、そういう存在は少なくなりますよね。
学生時代は何も考えずに親しくなった子と色々な話をしながら、距離を縮めていたけど、
年を重ねて色々な経験をした分、心を開くハードルが高くなる。
そんな中で、話しにくいことや相談しにくいことを話せる相手がいたら、
それはとてもラッキーなことです。
でも、もし、信頼して相談した人に予想外に冷たい態度をとられたら?
傷つきますよね。
何か気に障ることをしたんじゃないか、と自分を責めたり、
勇気を出して相談をしたのに
あんなこと相談しなければよかった
と後悔するかもしれません。
もし、あなたがそのことで傷ついていたら・・・
あなたが傷つく必要はありませんよ。
実は私も最近、信頼して相談した人に冷たい態度をとられました。
ラインでの会話になったのですが、本当にその人が書いたのか?と疑ってしまうほど、
いつもとのギャップもあり、まるでAIが自動的に書いたような内容で返ってきたのです。
やっぱり相談しなければよかった
と一瞬、後悔しましたし、相談するときは
もしかしたら、相談することで関係性が崩れるかもしれない
とも感じていたのです。
残念ながら、その予感が当たってしまった。
信頼しているから相談したのに、
そっけなく返されたら、ショックですよね。
繰り返しますが、あなたが傷つく必要はないのですよ。
相手が冷たい対応をするのは、あなたのせいではない場合も多々あります。
たとえば、
●ソレどころじゃない(あなたのこと以外でストレスフルな状況におかれている)
●コミュニケーションが下手(表面的にはソツなくこなしているけど、深い話は苦手)
●その問題にかかわりたくない(自己防衛)
●その他
いずれにしても
あなたの期待値(信頼して相談したことに答えて欲しい)と相手の反応にギャップがあった
ということ。
あなたが悪いわけでも、相手が悪いわけでもない。
ただのギャップです。
だから私もそっけなくAIのような文面が返ってきたときに相談したことを一瞬後悔したものの、
「・・・そっか」
と事実を受け止めました。
誰かに相談をするとき、無意識に相手に期待しているんですよね。
●●さんだったら、こういってくれるに違いない
相手のことを信頼しているほど、
きっと自分の心に寄り添ってくれるはず
と信じている。
だから、それと違う反応だったときにがっかりするし、
人によっては傷つくと思います。
大事なことだからしつこく繰り返します。
あなたが傷つく必要はない。
何も悪いことはしていないのだから。
相手の反応が自分と違ったとき
そういう人もいるのね
と、一旦受け止めて、流しましょう。
決して深堀や深追いはしないでくださいね。
あれこれ詮索して、自分で自分を追い詰めて落ち込んでしまったり、
心当たりを羅列して、ラインやメールを送って相手に謝ったり。
もしかしたら、相手は自分が冷たくしている、なんて思っていないかもしれない。
無意識の心理反応(上記に挙げたような)だけで、
本人は精一杯返しているつもりかもしれない。
そんなときに、あなたから謝られたらこじれてしまうので、
そっとしておきましょう。
一度、そっけない態度を取られると、その後のつきあい方も躊躇してしまいますよね。
私はそれでいいと思います。
自分の期待値と相手の反応のギャップで、
自分に心理的な距離感(信頼度ダウン)ができるのは自然なことです。
様子をみながら、ほど良い距離感を見つけられるといいですよね。
そして、残念ながら相手の態度が変わらず冷たいとき。
そういうときは、そっとしておきましょう。
やさしいあなたは、相手がそっけない態度をするたびに
自分に原因があるのでは・・・
と気にするかもしれない。
でも、そっけない態度をとっているのは相手であって、
理由は本人にしかわからない。
だからあなたが気をもむ必要はないの。
そして理由もなく自分を傷つけるような態度をとる人とは、
積極的に関わらなくてもいいんじゃないかな?
相手が冷たくなった理由を探したり、「あの一言が怒らせたのかな」「あんなこと言わなきゃよかった」と後悔するのは、相手に振り回されているということ。
その度に自分自身を傷つけることになり、それが重なると大きなストレスになります。
あなたに伝えたいのは、自分でコントロールできないこと(冷たい反応をしているのは相手)にエネルギーを使うのはやめましょう。
ということです。
そうは言っても考えてしまいますよね。
私も考えました。
その上で改善点(たとえば、私はそこまでの関係性ではなかったのかな、とか)があれば、
それは今後の人づきあいに活かしていきましょう。
今は辛いと思うけど、この状態が未来永劫つづくことはありません。
たいていのことは時間が解決してくれます。
決して自分を責めることなく、自分の心を大切にしてくださいね。