瞑想をしていて眠くなったことはありますか?
気が付いたら寝落ちしていた、と言う方は意外といらっしゃいます。
今回は瞑想中に眠くなった時の対処の仕方について説明します。
瞑想中に眠くなるのは何故?
人はリラックスすると副交感神経が優位になります。
目を閉じて、深い呼吸を繰り返すことで、徐々に副交感神経が優位になりリラックスをするのです。
瞑想中の脳はリラックスしている時に出るアルファ派やシータ派が増加すると言われています。
また瞑想中はノンレム睡眠の状態に似ているとの研究報告もあります。
瞑想は意識が働いている覚醒状態、意識が働いていないのが睡眠状態です。
瞑想は覚醒状態を保ったまま行うものですが、何らかの事情で睡魔に引っ張られてしまうことがあります。
主に考えられる原因は
疲労や睡眠不足によるもの
瞑想前に食事をしている(満腹状態)
ベッドの上など「睡眠スイッチ」が入る場所で行っている
などです。
瞑想中に眠らないために
瞑想中に眠らない対策をいくつか紹介します。
瞑想アプリを使用する
瞑想アプリを使用すると時間になると知らせてくれますので、寝過ぎを防いでくれます。
寝不足や疲労を感じていて不安であれば、短めのタイマーをセットしましょう。
眠気を感じたら瞑想の種類を変える
例えば何かに集中するサマタ瞑想などを行っている場合、集中が途切れて睡魔に引きずられることがあります。
睡魔を感じたら意識を繋げておくためにマントラを唱える瞑想に切り替えるのもお勧めです(ソー・ハム瞑想など)。
半眼で行う
目を閉じると眠くなりやすいため、半眼で行うのもお勧めです。
その際、遠くの1点をぼーっと見つめるようにして行いましょう。
それでも眠くなったら
眠くなるのは「寝たい」と言う身体のサインです。
そのまま20~30分のショートスリープを摂りましょう。
但し、毎回はNGです。
瞑想の度に寝ていると、脳は「瞑想=寝る時間」と認知し瞑想をする度に睡眠スイッチが入ってしまいます。
瞑想をする度に眠気を感じるようであれば、瞑想法を変えましょう。
マントラを唱える瞑想
歩行瞑想やスーパースローモーションなど身体を動かして身体感覚を感じる瞑想
オンラインなど瞑想のレッスンに参加し、寝落ちしない癖をつける
瞑想中に眠くなるのは身体のサインです。
疲労や睡眠不足、もしくは体調不良なども考えられます。
瞑想中に睡魔に襲われたら、その日は身体を休め十分な睡眠をとって下さいね。