「ストレス」と言うこの言葉、日常的に良く使いますね。
ストレスと言うとネガティブなイメージがあるかと思います。
b-mindではクライアントやこのHPを訪れた方がストレスと付き合うのが上手くなって欲しいと願っています。
今回はそもそもストレスとはどういうことなのか、について説明をします。
ストレスとは
ストレスは心理学用語でストレス反応、ストレッサーと言われています。
厚労省のウェブサイトでは
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと
と定義づけられています。
外部刺激とは
環境的要因 天候、気温の変化、混雑、騒音など
身体的要因 怪我、病気、体調不良、睡眠不足など
心理的要因 不安、悩み、心配事など
社会的要因 仕事、人間関係など
化学的要因 公害、薬物、酸素欠乏など
要は生活している上で受けるあらゆる要素から刺激を受け、それがストレスとなるのです。
ストレスを引き起こす原因をストレッサーと言います。
私達がストレスを感じる多くは心理的、社会的、身体的要因です。
(複合型(環境的要因+身体的要因)の場合もあります)
そしてストレッサーには内部からの刺激もあります。
何かで強いストレスを感じたり、トラウマとなるような嫌な体験などを
繰り返し思い返しすことがストレッサーとなります。
繰り返し考え続けると脳のシナプスが強くなり、
ストレッサーに関連するものを連想するだけでストレス反応が起きることもあります。
これが続くと心身に深刻な影響を及ぼす場合もあります。
これらストレッサーにより何らかの反応が生じている状態をストレス反応と言います。
例えば試験や大事な会議の前にお腹が痛くなる、心配事があると眠れない、は典型的なストレス反応です。
「ある場面ではこうなる」とわかりやすいストレス反応であれば対処しやすいですが、
ストレス反応はわかりやすいものばかりではないです。
例えば、かつて私が苦しめられた自律神経失調症はじわじわと身体に影響が出ますので、すぐには気づきにくいと思います。
私の場合は激しいめまいで倒れてしまい、そのまま起き上がれなくなったのですが、
当初はただの疲労だと思い込み、医療機関を受診せず休養するだけでした。
後に医療機関を受診し、激しいめまいは自律神経失調症からくる症状だとわかってから、
「あの時のあれは自律神経失調症による症状だったのかも」と気づくことが多かったです。
このようにストレス反応の多くが「ストレス」によるもの、と気づきにくく、見過ごされがちです。
結果、自覚できる症状になる頃には深刻化し「ストレスは身体に悪い」というイメージがついているのです。
ですが、全てのストレスは本当に身体に悪いのか、実はそうではないと言うことが最近の研究で明らかになってきました。
近日中にストレスに対する視点を変える、について説明をします。
良ければご一読いただけると嬉しいです。