瞑想をしてみたいけど、どんな瞑想が良いのかわからない。
今回はそんなお悩みがある方のために、簡単に瞑想の種類を紹介します。
瞑想の種類は500種類以上
一言に瞑想を言っても、その種類は500以上あると言われています。
私自身が指導者養成講座で学んだのも約100種類ありました。
伝統的な瞑想法から時代に合わせて進化しているものまで、膨大な数の瞑想があります。
ここではメジャーなもの、勝手に分類したもの、をご紹介します。
サマタ瞑想
一点に集中する瞑想法です。
集中対象を一点にすることで、心の働きを止めます(対象物にのみ向ける)。
サマタ瞑想の中でもいくつか種類があります。
呼吸瞑想 呼吸に意識を向ける
ソーハム瞑想(マントラ瞑想) 1つのマントラ(言葉)を心の中で唱えることで集中する
数息観瞑想 1~10まで呼吸に合わせて数を数えていくことを繰り返す
ヴィパッサナー瞑想
気づきの瞑想(マインドフルネス瞑想の原点)です。
意識に上がってきたものをラベリング(ネーミング)しながら、ただ気付く練習を繰り返します。
マインドフルネス瞑想 今、ここに意識を向け、今のの感覚に気付く瞑想法
歩行瞑想 歩行動作にラベリングし、動作に集中する
内観瞑想法 自分自身に意識を向け、自分の内側にある感情や感覚に気付く
動く瞑想法
動作に集中する瞑想法です(サマタやヴィパッサナーの要素が混じっているものもあります)。
歩行瞑想 歩行動作にラベリングし、意識を集中し、感覚に気付く
手動瞑想 手の動きに意識を集中させる
食べる瞑想 食べる動作、感覚に意識を集中させる
イメージ瞑想
イメージしたものを感じる、その感覚に集中する瞑想法
軟酥(なんそ)の瞑想法 酥とは昔のバターのこと。
好きな大きさのバターのようなものが頭上に乗っていて、それが身体に浸透していくイメージをします。
光の瞑想法 輝く光に身体が包まれるイメージをします。
慈悲の瞑想
「慈悲の瞑想」の文章を心の中で唱えます。
ヨガの瞑想
ヨガのレッスンの前後で呼吸を整えたり、ヨガの動作そのものが「動く瞑想」になります。
ヨガニドラー 仰向けで寝たまま行うリラクゼーションです。
まどろんだまま行うので究極のリラクゼーション効果があると言われています。
座禅
禅宗の修業の一環。
半眼で姿勢を正して座り、精神を統一させます(無の状態)。
ここまでざっくり、そして勝手に分類してみましたが、沢山の瞑想法がありますよね。
効果は心に働きかけるもの(気づき、癒し、リラクゼーションなど)や
脳の機能そのものに働きかけるもの(パフォーマンスアップ、モチベーションアップなど)
がありますが、どの方法が優れている、と言うのではなく、
自分に合っているか、自分がその瞑想法が好きか、で選ばれると良いと思います。
やってみて「できそう」と思えた、とか、終わった後にスッキリした、など手ごたえを感じられた、とか、
瞑想にも相性があると思っています。
勿論、それぞれの瞑想法にはそれぞれの良さがあるので、色々できれば瞑想の世界が広がり、
その分、楽しさも広がりますが、これから瞑想をはじめる、何回かやってみたけどよくわからない、
と言う方は、まずは自分が好きな瞑想法に出逢うことが大切なポイントです。
Youtubeでも沢山の瞑想の動画がありますので、気になるものがあったら試してみて下さいね。