こんにちは。
ごきげん美人育成コーチの浅見美菜子です。
運が良くなりたいなぁ
あなたは「運が良くなりたい」と思うことはありませんか?
私は、めっちゃあります(笑)。
いつも思っています。
運がいい
ってそれだけで、人生がスルスルと良い方向に進む気がしますよね。
言霊と言う日本語があるように、
発する言葉に魂が宿る、と言葉を大切にします。
あなたは
「運が良くなりたければ「運がいい」を口癖に」
と聞いたことはありませんか?
確かに、何か起きたときに
「ついてない」
と嘆くよりも
「これでいい。私は運がいいんだ」
ってつぶやく方が、前に進めそうな気がします。
でも、あなたが本当に運が良くなりたいのなら、
その口癖は今はやめて欲しい。
その理由について、これからお話しますね。
「自分は運がいい」をやたらに言わない方がいい理由
あなたは「自分は運がいい」ってどんなときに使いますか?
おそらくは、何か嫌なこと、残念なことがあったときだと思うんです。
本当に運がいいときは、敢えて自分に言わないですよね。
「ラッキー」
「ありがたいなぁ」
「運が良かったなぁ」
「私は運がいい」と言わなくても、
ココロから感謝の言葉が漏れますよね。
自分に「私は運がいい」と言うときは、自分にとっては良くない状況のとき。
そのとき、まずして欲しいのは、
今の自分の気持ち(感情)を受け入れること。
あなたが離れたくないほど大好きな人を思い浮かべてみて。
あなたの恋人、配偶者、子供、親、兄弟、友達、尊敬する人・・・
その人と、何かの理由で突然、引き離されてしまったとしたら?
あなたは悲しみますよね。
そんなときに
「私は運がいい。次にもっと良い人との出逢いがある」
って言うのって、ただのキレイゴト。
今、あなたが感じている感情を受け入れることが大事なんです。
それなのに、
「私は運がいい」
と言ってしまうのは、
自分の気持ちに蓋をしてしまうこと。
そして、自分の気持ちに蓋をすることは、
心にモヤモヤを残すことになります。
ネガティブなことが起きたとき、
大切なのは、自分の気持ち(感情)を受けいれることです。
ときには「私は運がいい」ということで、
モチベーションが高まることもあるけれど、
いつもいつもだと、自分から逃げていることなのです。
自分の感情を無視し続けた結果
起きたこと
ここで私の体験を話しますね。
3年前、尊敬している師匠が急逝しました。
本当に突然過ぎて、何が起きたのか理解するのに時間がかかりました。
師匠の訃報を聞き、集まれる仲間が何人か集まったときに、
泣いている仲間に
「あなたが泣いてたら先生は悲しむよ。
前に進もう」
って言った人がいました。
それまでは、師匠の死にとまどう人、ショックで泣き出す人、
そんな状況だったのが、その一言で空気がガラリと変わり
「そうだ、泣いてたら先生は悲しむ。前に進もう」
って雰囲気に。
目標としていた尊敬する師匠が急逝したショック、悲しさ、寂しさ、色々な気持ちが入り混じっていて、
誰かに聞いて欲しかったけど、それを口にする雰囲気ではなくなってしまったの。
それから私もココロに蓋をして、日常を過ごすようにしてた。
でも、ヨガをしたり、瞑想をすると涙が止まらなくなる。
師匠のことを思い出さないように、頑張って気持ちを前に向ければ向けるほど、
涙が溢れてくる。
そして、しばらくしたら、自分に感情がなくなったことに気づいたの。
本当に何も感じない。
感情がなくなったことに気づいたら、
何かがプツンと切れてしまった。
ココロが空っぽ。
本当の意味で運が良くなるために
必要なこと
あなたも本当はしんどいのに、ポジティブなことを自分に言い聞かせてやり過ごしたことはない?
それを繰り返すと、自分のココロに鈍感になります。
自分に前向きなことを言っているのに、
自分は運がいいはずなのに、
何故かずっとモヤモヤしている。
理由もない不安感がある。
それは、あなたのココロの中に昇華されていない感情がくすぶっているということ。
ココロが空っぽになった私が立ち直ったのは、
自分の感情と向き合ったから。
師匠がいなくなって悲しい、寂しい、
ココロの中にある沢山の感情の一つ一つと向き合って、受け入れたことで、はじめて本当の意味で前に進むことができた。
悲しいときに悲しい
寂しいときに寂しい
悔しいときに悔しい
と感じるのは、当たり前のこと。
問題なのは、その感情を
「ネガティブな感情は悪い」
と決めつけて、なかったことにしようとしたり、
ポジティブな言葉で上塗りしてしまうこと。
あなたが、運がいい人になりたいのなら、
まずは自分の感情を大切にして欲しい。
どんな感情であっても、それが自分なのだから。
無理に「運がいい」と蓋をしなくてもいいんです。
自分を受け入れる
今、自分に起きていることと向き合うと、
人は強くなることができます。
どんなときでも、自然に立ち直る力を持っているんです。
それなのに、「運がいい」と蓋をしてしまうのは、
その回復する力を鍛えるチャンスも奪い、
結果、ココロのモヤモヤが晴れることはありません。
といいつつも、私も「運がいい」を使うことはあります。
それは心から思ったとき。
・人生で致命傷を負うような出来事がなく運がいいなぁ
・どの職場でも人間関係に恵まれて運がいいなぁ
・ココロから愛おしく感じる猫たちと出逢えて運がいいなぁ
宝くじで3億円当たったとか、そういう経験はないんですけど(笑)、
自分のまわりに目を向けたときに
運がいいと思えるのは、最強だと思います。
あなたはどう?
あなたのまわりに目を向けてみて。
あなたが気づいていないだけで、
運がいいことがたくさんあるから。
本当に大切なのは、そのことに気づけることなのですよ。