ストレスを味方につけるたった1つの考え方

以前の記事では、そもそもストレスってなに?
と言うことについて説明をしました。
こちらの記事からご覧いただいている方も、
宜しければ前回の記事も合わせて読んでいただけるとストレスへの理解が深まるのでお勧めです。

ストレスは身体に悪い

一般的に「ストレスは身体に悪い」と言うネガティブな印象があります。
ストレスを感じた時、お腹や胃が痛くなったり、頭痛がしたり。
命の危機を感じるような重篤な病気を引き起こす原因にもなりえるからです。

私達がストレスを脅威に感じる時、身体は緊張状態になり「闘争・逃走反応」が起きています。
体内から興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、
呼吸が浅くなり、脈拍や心拍数がバクバク上がり危機に備えるのです。
これは人間や動物の本能的なもの。

「闘争・逃走反応」が起きている時は交感神経が優位になって身体全体が緊張している状態です。
本来、自律神経は交感神経と副交感神経がシーソーのように入れ替わりながらアクティブと
リラックスのバランスを保っていますが、
交感神経優位の緊張状態が長く続くことで身体に様々な不調が生じます。
(ここでは緊張状態が続くことでの不調について触れていますが、
反対にリラックスモードの副交感神経優位が続くことでも不調が生じます)

このことが「ストレスは身体に悪い」というネガティブな印象に直結しているのです。

ストレス反応

「闘争・逃走反応」が起きている時は、素早く行動を起こせるよう、
身体の中でアドレナリンが分泌されます。

草原で狩猟をするライオンをイメージしていただきたいのですが、
目の前の獲物を射止めるために、集中し、目つきがギラギラしていますよね。
反対にライオンに目をつけられた獲物も、ライオンから逃げるために全集中、心臓はバクバクです。
人が狩猟をしていた太古の昔であれば、このようなシーンは日常であったでしょう。
しかしながら、現代においてはここまでの生命の危険に直面することはそうそうありません。

ストレス反応によってアドレナリンが大量に分泌されると、
ストレスを軽減させるホルモンであるエンドルフィンやドーパミンと言った脳内科学物質が分泌されます。
エンドルフィンやドーパミンは人を楽しい気持ちにさせる快楽ホルモン。

例えばランニングをしている時に、走り始めはしんどいのですが、
途中から快感に変わるのはエンドルフィンの作用です。
私自身も体験したことありますが、ある時点から身体が軽くなり、
どこまでも走り続けられるような感覚になりました。
いわゆるランナーズハイです。

ストレスを感じても危険度が低いと脳と身体は同じような反応であっても
ストレスから回復させるホルモンが分泌され、危機状況とは別の状態に変わることが報告されています。
これをチャレンジ反応と言います。
ランナーズハイの例では、ランニングと言う危機的状況ではないけれど、
身体へのストレスが強い状態でエンドルフィンが分泌され
「もっと遠くまで走れる、もっと速く走れる」と身体も軽くなり、どんどん走ってしまいます(チャレンジ)。
チャレンジ反応は適度なストレスが後押ししてくれている状態です。

更にストレス下においては愛情ホルモンであるオキシトシンも分泌されます。
オキシトシンが分泌されることで「人の役に立ちたい」という気持ちや他者を信頼する気持ちが強まり、
社会との繋がりを求める気持ちが高まります。
これを「思いやり・絆反応」と言います。
「思いやり・絆反応」では恐怖心が押さえらえ、
他者を思いやる気持ちや社会的な繋がりを求める気持ちが高まり、他者との信頼関係が深められるのです。

まとめ

過度なストレスは私達の健全な身体活動に深刻な影響を与えますが、
適度なストレスはチャレンジする気持ちを後押しし、他者への思いやりや信頼感、社会性を高めます。
ストレスは身体に悪い
と言うネガティブなイメージから、ストレスを感じると全身でダメージを受けているような気持になりがちです。
ですが、全てのストレスが身体にダメージを与えるのではなく、私達を危機から守り、
時には私達の見方になり、私達の夢や目標を達成するための後押しをしてくれるのです。

ストレスは絶対的な悪ではなく、時には味方になってくれることを念頭において、
ストレスと上手く付き合っていきたいですね。

Copyright © 2018 Minako Asami.

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