こんにちは。
更年期世代の女性のカラダづくりを応援するパーソナルトレーナーの浅見です。
2日程前から久しぶりに唇の皮向けが気になっています。
この数年、唇のコンディションがとても良かったのですが、今年はワセリンを塗らなくなったことが影響しているのか。。。
とか、あれこれ心当たりをさぐっています。
ある日、突然、肌の異変に気づかされることがあります。
私は元々はデリケート肌で、化粧水なども低刺激性のものではないとすぐに赤くなるタイプ。
そして毎年、冬はこれでもかっ、って程の乾燥との闘いでした。
肌質を変えたい
と切に願っていた時、ある広告が目に飛び込んで来ました。
それは
肌断食
わらにもすがる思いで肌断食に飛びつきました。
肌断食とは
肌断食とは洗顔後、肌に何もつけない美容法です。
洗顔後、保湿をするために化粧水などをつけますが、そもそも人の肌は自ら潤す力を持っているため、余計なものを与えず、自らの力を引き出します。
皮膚科のドクターが書いた本が話題となり(私が見た広告もその本でした)、ひそかに流行っていました。
ネットで色々と調べ、お医者さんが言っているのなら・・・
と、まずは週末だけ試してみることにしました。
洗顔後、何もつけなかった結果
洗顔後、何もつけずに過ごしていると、時間が経つにつれ、肌がつっぱるような感じがありました。
・・・化粧水などで保護し過ぎていたせいね、我慢、我慢。。。
と何とか我慢したものの、乾燥で肌が痒くなってしまい、皮脂の成分に近いと言われている
スクワランオイル
を一滴だけ、うすーく肌に伸ばしてみました。
いい感じ、です。
乾燥も気になりません。
これで一週間、過ごしてみることにしました。
肌断食、一ヶ月後
洗顔後にスクワランオイル1滴だけが合っているのか、肌の乾燥が気にならなくなりました。
洗顔後にオイルを一滴のばすだけですので、フェイスケアをする時間が圧倒的に短縮されました。
化粧水→(浸透させて)→オイル(浸透させて)→クリーム
のプロセスがなくなったのです。
何より、化粧水やクリームにお金を使わなくても良いのもメリットです。
化粧品って油断していると「なんでこのタイミング?」って言う時に、一気になくなるじゃないですか?(私だけ?)
慌てて買いに走ったり(そういう時に限って在庫がなかったり)、寂しい気持ちで支払うことから解放されたのは嬉しかったです。
肌断食、半年後
異変は秋に訪れました。
私が肌断食を始めたのは春。
春~夏にかけて湿度が高い時期でした。
夏の暑さが落ち着き、空気が乾燥しはじめた秋から肌に異変が生じたのです。
ほっぺが硬い!
洗顔しながら、頬に指を滑らせると、何だか硬いのです。
ごわごわしているというか。
ざらざらしているというか。
それが日に日に酷くなり、頬の皮膚が少し炎症している(ところどころ赤い)ような。。。
慌てて、化粧水とクリームつける従来のケアに戻したのですが、後の祭りです。
この症状が落ち着くまでに1シーズンかかりました。
根拠が不明確なものをむやみにやってはいけない
なかなか皮膚科に行く時間も取れず、肌の炎症も改善されず、泣きたい気持ちで毎日を過ごしていた時に、某有名化粧品ブランドのビューティーアドバイザーをしている知人に事の顛末を話し、嘆いたのです。
彼女は冷静な表情で
「そう言う民間療法的なことをやっても大丈夫なのは10代までだよね」
と。。。
仰る通り。。。
皮膚の新陳代謝が活発な10代であれば、多少のダメージを受けてもリカバリーも早いでしょう。
ですが、更年期世代がいきなり、思いきり過ぎたことをやるのは非常にリスクが伴います。
このブログをご覧いただいている皆さんの中にも
どうしても早期に痩せたい
とか、わかっているけど「どうしてもなんとかしたい」
と言うお悩みを持っている方もいらっしゃると思います。
メディアやネットでは、日々、溢れるばかりの情報が流れてきますので、悩みが深刻であればあるほど飛びついてしまうでしょう。
私も仕事柄、気になったものは目を通しますが、正直
「それって・・・?」
と、首をかしげるもの、危険を感じるものもあります。
人のカラダへのアプローチは原理原則があります。
ダイエット、トレーニング、生活習慣など、カラダに関することは原理原則に徹することが大切だと感じていますし、私自身が指導をする時は原理原則に徹しています。
肌断食から2年
肌断食は半年で断念しました。
元の状態に戻るまで約半年かかりました。
肌断食の科学的根拠は私は皮膚科医ではないのでわかりかねます。
もしかしたら私には合わなかっただけなのかもしれません(が、人にはお勧めしません)。
今回の教訓
(ネットの情報を鵜呑みにして)科学的根拠が不明確なものをむやみやたらにやらない
もし、何か新しいことを試してみたくなったら、信頼できるその道の専門家に相談をしましょう!