瞑想中の姿勢について

「瞑想中に姿勢が崩れてしまうけどいいのでしょうか?」
と言う質問をよく受けます。
ご自宅で動画を見たり、オンラインで瞑想をやってみて同じ疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
この記事では瞑想中の姿勢について「私見」ですが、わかりやすく説明します。

瞑想中の基本姿勢

座位で脚を組んで骨盤を立てて背骨をまっすぐにした状態で座ります。
脚の組み方はいくつかありますが、無理がない組み方(骨盤が安定する)で良いです。
ポイントは骨盤を立てて背骨を伸ばす、です。

姿勢が崩れると何故、ダメなのか

瞑想に入る誘導の殆どが呼吸に意識を向けるところからスタートします。
骨盤が後ろに倒れて(横から見ると丸まっている状態、骨盤が後傾していると表現します)、背骨も丸まっている(いわゆる猫背の状態)だと、胸部、腹部が圧迫されて深い呼吸が出来なくなります。
長時間その姿勢を続けると肩や頸が緊張してしまったり、腰部に違和感を感じやすくなります。
腰痛がある方は腰に痛みを感じるかもしれません。
またハタヨガでは背骨はエネルギーの通り道と考えられており、背骨が曲がることでエネルギーが滞ると考えられています。
色々な意味で骨盤を立てて背骨を伸ばしている状態であることが理想的なのです。

姿勢が崩れやすい原因と対策

骨盤を立てて背骨を伸ばして座るためには、ある程度筋力が必要です。
骨盤や体幹を安定させるためには、腹筋や背筋(大雑把に表現しています)が働いていることが大切です。
しかしながら、日頃デスクワークで前かがみの姿勢が多かったりすると、骨盤や背骨を安定させる筋力が上手く働かず、
猫背がデフォルトになってしまいがちです。
その状態で背骨を伸ばそうとすると頑張らなければならなくなります。

人によっては、姿勢に意識が向きすぎて瞑想に集中できなくなることもあります。
良い瞑想をするためには、ある程度の時間をかけて姿勢を保つ筋力をつけていくことが望ましいですが、応急処置としてお尻の下に敷く「おざぶ」やクッションで骨盤を調整しましょう。
瞑想用のおざぶ、一般家庭にあるクッション、厚手のバスタオル、ブランケットなど心地よく座れるものであれば何でも良いです。
それらを組み合わせたり、半分に折ったりしながら、骨盤を立てると楽な高さを見つけます。
個人差がありますので、ご自身が「これだったら10分座っても大丈夫そう」と言う高さが理想的です。
目安としては座った時に安定感があり、骨盤が立ち、背骨が安定しやすい高さです。
お尻の下に敷くものの厚み、硬さ、角度でも異なりますので、色々と試しながら見つけてみて下さい。

私のお客様の中にはバスタオルを数枚使用して、その日の身体の状態に合わせて調整していらっしゃる方もいます。
日によっても身体の状態は異なるので、微調整ができると理想的です。
これである程度はカバーできますよ。

結論

ここまで、瞑想中は(正しい)姿勢が大事、ということを綴りましたが、私見です(ここポイント。指導者によって見解が異なります)。

瞑想中に姿勢が崩れてしまってもOKです。

出来るだけ正しい姿勢になるような環境(おざぶなどで調整したり、姿勢に意識を向ける)にすることが大前提ですが、それでも長年培って姿勢が保てない状態になってしまっていると、ただ座っている状態で姿勢を保とうとすること自体がストレスになります。
そしてそれを保とうとしたり、正そうとすることで気持ちよく瞑想をすることが目的のはずが、姿勢を保つことが目的になってしまったら本末転倒です。
何らかの目的(ストレス低減、脳のリラックスなど)があって瞑想をするのであれば、優先されるべきはその目的です。
自分が瞑想をしていて心地よいと感じられれば、結果、姿勢が崩れてしまっていてもOKです。

実際に、瞑想の始まりはスッとした姿勢で行っていますが、瞑想中に前かがみになっていることは多々見受けます。
深い瞑想に入っていたり、心地よさを感じられていればOK。
瞑想中の姿勢のことは気にせずに瞑想をして下さいね(初めだけ意識しましょう)。

瞑想中は無意識の状態です。
その意識下で姿勢を保つためには、ある程度、体幹が鍛えられていなければ保つのは難しいでしょう。
私が瞑想指導をしている方で姿勢が保てている方は稀です(いるかな?)。
良い姿勢で行うと瞑想の効果は高くなります。
瞑想を続けていく過程で、将来的には姿勢が保てるようになる、と言う目標を立てて日頃から姿勢を意識したり、トレーニングをすると良いです。

今は、まずできることから行いましょう。

姿勢が保てないことに意識が行ってしまって、瞑想に苦手意識を持つ必要なないです。
今はできていなくて当たり前、と言う前提で行ってみて下さいね。

Copyright © 2018 Minako Asami.

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