自律神経失調症の治し方② セカンドオピニオン

こんにちは。

パーソナルトレーナーの浅見美菜子です。

私自身の自律神経失調症の体験談、前回はそのはじまりについて書きました。

自律神経失調症の治し方① はじまり

今回は自律神経失調症について、踏み込んで書きます。

 

目次

自律神経失調症って?

今でこそ自律神経についてメディアで簡単に情報が手に入りますが、私が自律神経失調症にかかった2011年は今ほどメジャーではありませんでした。

自律神経が心と身体の様々な不調に関係していることがこれほど広まったのは、恐らく順天堂大学の小林先生の存在が大きいのではないかと思います。

その頃から小林先生は自律神経の乱れが引き起こす不調についての本を出版しはじめ、私はむさぼるように先生の本を読んでいました。

自律神経失調症は、ストレスや不規則な生活習慣などが原因で自律神経のバランスが乱れることで引き起こされる心と身体の不調と言われています。

その症状は様々で私のようにめまいがする場合もあれば、酷い肩こり、頭痛、動悸が激しくなる、気持ちが落ち込むなどメンタルに影響したりすることもあり、広義で病名がつかない身体の不調が自律神経失調症とされているようです。

そもそも自律神経失調症は俗名で正式な病名ではなく、症状もしくは状態です。

自律神経は人が生きていく上で自動的に働く機能です。

例えば呼吸をする、血液が体内を流れる、食べたものを消化する、などなど。

身体が必要な状態に応じて自動的に調整してくれるから、私たちは健康に過ごすことが出来るのです。

この自律神経には

活動をするための交感神経

休息をするための副交感神経

があり、それぞれの神経が1日を通してシーソーのように入れ替わりながら、様々な体内活動をすみやかにしているのです。

正常であれば、活動をする日中は交感神経が優位に、休息をする夜間は副交感神経が優位に働いています。

ですが、現代人は交感神経が優位である状態が長く続いていると言われています。

私の場合もまさにそうでした。

早朝から深夜まで仕事をし続け、当時は休むことをしていませんでした。

この頃のことは次回、書きたいと思っています。

 

不思議な診察?

女性ドクターの心療内科には2週間に1回のペースで通院していました。

症状は完全に収まってはいないものの、薬の効果で何とか仕事はできる状態にはなっていました。

何回目かの診察の時のことです。

「やっぱりストレスたまるよね~」

とドクター。

私よりは年齢は上なのと、同じキャリアウーマンと言うところに親近感を持っていただいたようで、いつの間にかため口でした(私は敬語)。

「女性がさぁ、男社会でやっていくのって大変なのよ。あなただってこんな症状まで出ちゃってるし」

どう答えて良いのやら。

「そうですね」

と無難に、一応あいづち。

「でもさぁ、どんなに頑張っても、女の手柄は男が持って行っちゃうのよ。うちの医局がそう。こっちは徹夜で仕上げたのに礼の一つも言わず、さも自分がやったように論文を提出しちゃってさぁ」

とドクターが興奮気味にまくしたて、一息ついたと思いきや涙目。

・・・この先生、大丈夫かしら。。。

一抹の不安が私の心の中をよぎりました。

「ほかの患者にはこんな話しないわよ。あなたキャリアウーマンだから私の辛い立場、わかってくれるでしょ」

とりあえずうなずいてみた私。

でも、この場合、話を聞いてもらうのって私の方よね。多分。。。

と思いながらも、ドクターの勢いに押されっぱなしの私。

ドクターが思いのたけを私にぶつけていて時間が押したのか、看護師さんが扉をトントンと合図で次の患者さんの存在をドクターに知らせてくれて私は解放されました。

お会計を待ちながら

医者の世界も大変なのね

と思ったり、

でも、私が聞き役ってどーよ

と首をかしげてみたり。

お会計の時に処方箋を受け取ったので薬局へ向かいました。

症状が落ち着いてきているので、今回から薬を変えるとドクターが言っていたなぁと思いながら、処方された薬を見ると

トラベルミン

変わった名前。

トラベルミン???

帰宅後、ネットで調べると

乗り物酔いの薬

薬の紹介のところに

トラベルミンで快適な旅行を

って明るい感じのワード。。。

乗り物酔いは自律神経が乱れている状態で生じるらしく、自律神経の興奮を落ち着かせる作用があるようです。

が、その時は、診察時にドクターの聞き役になってしまっていることの不安感もあり

このままでいいの?

本当にこの薬で私の自律神経は治るの?

と不安が倍増してしまったのです。

悶々としていても何も変わらない。

症状だって薬で抑えられているだけで、根本的に治っている気もしない。

そこでセカンドオピニオンを受けることにしたのです。

 

セカンドオピニオン

そのクリニックは駅の反対側にありました。

クリニックの自動扉が開くと、いい香り。

アロマの香りが漂っています。

オレンジライトで落ち着いたトーンの待合室。

ソファはベージュピンクの優しい色で統一され、ゆったりしています。

同じ心療内科なのに全然違う!

と言うのが第一印象。

アロマのいい香り

優しいクラッシック音楽

大型モニターには自然の風景

ゆったりとして座り心地の良いソファ

待合が広いから、他の患者さんの顔があまりわからない

あの無機質で学校の廊下のような待合室とは全く違います。

名前を呼ばれて案内された診察室に入ると、ドクターとの距離は近いというか普通。

デスク一つ隔ててドクターが座っています。

若い男性のドクター。

私は今までの経緯を説明しました。

総合病院で心療内科の受診を勧められたこと。

セカンドオピニオンであること。

仕事は続けたいけど、副作用がある薬は避けたいこと。

そして完治させたいこと。

ドクターは熱心に私の話を聞きながら、いくつかの薬の説明をし、それぞれのメリット・デメリットを教えてくれました。

私は最終的には薬を飲まない状態(本当の意味での完治)にしたいと伝えたところ、常習性が少ない薬を勧めてくれました。

他にも私の生活のサイクルを細かく聞かれました。

朝早くて夜遅い生活。

ランチはあまり食べられないほど忙しい日中。

(今から思うと、これだけで身体に悪そうですね)

更に、仕事終わりに深夜にフィットネスクラブに通っていました。

ドクターは出来るだけ規則正しい生活にできないか、何かできそうなことはあるか

と聞いてきました。

その時、即答が出来なかったので、次回までの宿題として考えてきますと答えて、診察は終了になりました。

 

同じ心療内科でも、院内の雰囲気も、診察内容もこんなに違うのか、と言うのが私の感想です。

前の心療内科では私の生活習慣について聞かれもしませんでした(そもそも私の話をあまり聞いてくれなかった)。

心療内科に通うことは敷居が高いことかもしれませんが、自分自身が腑に落ちないこと、違和感を感じること、などあればセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。

この時、特に私が感じたのは心療内科こそ、ドクターとの相性は大事だということです。

例えば、初めに行ったクリニックでは

「次に診察に行った時に先生に聞いてみよう」

と思うことがあっても、ドクターが早口でまくし立てる(思いのたけを私にぶちまけてた)だと、聞きたいことがあってもきけなかったり、聞くことを忘れてしまったりすることがありました。

セカンドオピニオンのクリニックでは、ドクターがゆっくり目で落ち着いた話し方だったので

「これ聞いても大丈夫かな?」

と思うような些細なことでも聞きやすく、信頼関係が築けました。

当時、まだ私の目線は仕事に向いていたので、ドクターのアドバイスの1割くらいしか聞けていませんでしたが、3年間の闘病生活の中で、その比重が変わり、後半はドクターのアドバイスは100%聞く、くらいにまで信頼していました。

自律神経失調症の場合、一足飛びに症状が改善されたり、何かをしたから劇的によくなることがありません。

またちょっと良くなったと思ったら、ちょっとしたことで元に戻ったり、もっとひどくなったりすることもあります。

本当に思うように行かない。

ですので、信頼できるドクターの存在はありがたかったです。

またクリニックの雰囲気も自分と合っているか。

はじめに行ったクリニックは無機質で、受付の方も事務的(たまに威圧的)な感じを受けたのですが、セカンドオピニオンのクリニックはゆったりとした雰囲気で、受付の方も親切だったので、予約の変更などもお願いしやすかったです。

私の闘病生活は一進一退を繰り返しましたので、具合が悪くなり、どうしても外出できない、と言うことも後に起こりました。

申し訳ない気持ちで電話した時に「ゆっくり休んで下さいね」と言う一言にとても救われました。

自律神経失調症の場合、病院とはある程度の期間、お付き合いをすることになりますので、自分に合った雰囲気、相談できるドクターを見つけることはとても大切です。

 

次回は自律神経失調症になった原因?について書きます。

 

 

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