ネガティブになる理由

一時「ポジティブシンキング」が流行りましたね。
物事を前向きに捉えて行動することは素晴らしいことです。
ポジティブな人の発言を聴いて「よし、自分も頑張るぞ」と思っても、
暫くすると風船から空気が抜けるようにその気持ちがしぼんでしまい、
元の自分に戻ってしまった経験はないでしょうか。

今回はそもそも何故、ネガティブになるのかについて説明します。

ネガティブになる理由
人間の本能的なもの
古来より人間は危険に曝されてきました。
まだ何もない時代に人が生き延びるためには、五感をフル稼働させて危険を予測したり、
察知することが必要でした。
家族で美味しく食事をしていたとしても、ちょっとした物音に「襲われるかもしれない」
と身を硬くしたり、「今は食料があるけど、来週は手に入らないかもしれない」
と未来を予測したりし、自分たちが生き延びるための行動をとり危機的状況を回避してきました。
それが人の本能として現代まで続いているのです。

世界的ベストセラーの『ファクト・フルネス』ではこれを「ネガティブ本能」と名づけ
人は物事のポジティブな面よりもネガティブな面に注目しやすい、と定義づけています。

遺伝的性格によるもの
人の性格はある程度遺伝で決まっています。
行動や心理的なもの(性格)は凡そ50~60%程度、遺伝の影響を受けると言われています。
残りは40%~50%は生育環境によるものです。
例えば産まれたばかりの赤ちゃんが人見知りだったり、反対に誰にでも懐いたりと言うのは、
ご両親の気質が影響しているのかもしれません。

生育環境によるもの
成長過程で「何をやってもできない」「〇〇と比較してダメね」「どうせやっても無駄」など、
自分を否定する言葉を言われたりすると、それが心の奥底に根付いていることがあります。
成長して何かに挑戦してみたくても「私なんてどうせダメだ」と
自分で自分の可能性を摘み取ったり、周りの人と自分を比較して落ち込んだりします。
心理学用語ではインナーチャイルドとも言われています。
子供の頃の思考パターン(心の癖)が大人になっても続いている状態のことです。
このインナーチャイルドは大人になっても無意識に出てくるので、
なかなか自分では気づきにくいものです。

もう1つの要因があるのですが、種類が違うので、別の機会に紹介します。

この3つには共通することがあります。
自分ではコントロールすることができない、と言うことです。
人の本能的なものであったり、遺伝的要素、生育過程で根付いた無意識の心の癖。
「よし、明日からポジティブシンキングで行こう」としても、なかなか変えられなかったのは、
本質的に変えることが難しいものだからです。
ですので、無理に変えようとしなくても良いです。
ネガティブなことが悪いのではなく「そういうものだ」と受け止めて下さい。

その上で脳の暴走(ネガティブな妄想)を広げないための方法を別途お伝えしていきたいと思います。

Copyright © 2018 Minako Asami.

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