ヨガで怪我をした!

ヨガは健康に良く、身体も柔軟になるイメージがありますよね。
ですが、ヨガをしていて怪我をした、と言う話、実はとても聞きます。
今回は何故、ヨガで怪我をするのか、どうしたら怪我をしないのか、についてお話します。

ヨガで怪我は意外と多い

ヨガは身体に優しく、誰にでも安全に出来るイメージがありますが、
ヨガをしていて怪我をした、と言う話は良く聞きます。
ヨガで怪我をする主な原因は
①アーサナ(ポーズ)で無理をしている
②関節可動域を超えた動きをしている
③インストラクターによるアジャストが合っていない

です。
①から順に説明していきます。

アーサナで無理をしている
インストラクターが美しいアーサナをしていたり、周りの人達が同じように動いていると
ついつい頑張ってしまいます。
人はそれぞれ身体の柔軟性や身体能力は異なります。
骨格が違ったり、関節の可動域が違うのは当たり前です。
運動慣れしていない人、元々身体が硬い人は尚更ですが、インストラクターや周りの人を見て
焦って同じように動こうと頑張って身体に負担をかけてしまいます。
結果、負担をかけた部分を痛めてしまいます。

関節可動域を超えた動きをしている
ヨガのアーサナそのものが人の関節の可動域を超えているものがあります。
人の身体の関節の可動域は決まっています。
何らかの理由でその可動域に足りないケース(主に身体の硬さ、骨格的)、
反対に何らかの理由で可動域よりも動けてしまうケースがあります。
ヨガのインストラクターやダンサー(バレリーナなど)は練習を重ねて
本来の可動域を超えた動きが出来るようになる人もいます。
が、これは決して良いことではありません。
身体が柔らかすぎると言うことは、生まれつきでなければ、
靭帯を引き延ばしたりして可動域を超えた動きをしている可能性が高いのです。
その場合、大怪我をしやすいと言う代償があります。
実際、身体の柔軟性を求められるヨガインストラクターやバレリーナ、ダンサーは持病を持っている人が多いです。
身体にとって良いことではありませんが、魅せる職業柄仕方がないことなのかもしれません。
それをインストラクターを真似て参加者がやってしまうと怪我をするリスクがあります。
ヨガのレッスンで膝、股関節の靭帯を痛めたクライアントから相談を受けたことがありますが、
治癒するまでに半年以上かかりました(一人の方は1年以上)。

インストラクターによるアジャストが合っていない
インストラクターによってはレッスン中にアジャストをする場合があります。
アジャストはインストラクターがサポートすることで、参加者のアーサナの深まりを促すことです。
私自身、ヨガのティーチャートレーニングでアジャストの練習もしましたが、
対象者の状態を瞬時に見極めて、微細な力加減でサポートするのですが、
思い切り押されたり、つかまれたりして怪我をするケースもあるようです。
クライアントの一人も友人に誘われて参加したヨガのレッスンで
無理なアジャストをされて怪我をし痛みが3ヶ月続きました。
一人一人に合ったアジャストであればヨガが深まる体験をすることができますが、
合わないアジャストは深刻な怪我に繋がる場合もあるのです。


ヨガで怪我をする根本的な原因(ちょっと辛口視点)

ヨガで怪我をしやすい根本的な原因は、
そもそもヨガのアーサナに無理がある
(関節の可動域を超えたもの、日本人の筋骨格に合っていない、など)
インストラクターの指導技術
が挙げられます。
ヨガは長い年月をかけてインドで伝承・発展してきました。
紀元前から瞑想を軸に伝承されてきたヨガは1300年頃に現在ヨガの源流であるハタヨガが誕生しました。
日本では1919年頃から広まり始め、1940年頃にハタヨガ、1970年代に第一次ヨガブームが訪れます。
日本におけるヨガの歴史は圧倒的に浅く、現在広まっているヨガの源流はインドです。
日本人とは筋・骨格を含めた体型が異なるインドで発展してきたものを、日本人が行うのですから
日本人には難しいアーサナも多々あります。
それを無理に行うことは怪我をする原因となるのです。
またこちらの記事でも触れましたがインストラクターの技量の差も影響しています。

ヨガインストラクターだからと言って、人の身体の機能・構造を熟知している訳ではなく
その上で指導を行うので、参加者によっては無理を強いられる場合もあります。
これは余談ですが、参加者がヨガインストラクターを信頼して既往症・持病の相談をする場合もあります。
そこで「わからない」「自分はその分野は詳しくない」と言えるインストラクターであれば良いのですが、
適当に答えている場合もあるようです(クライアント、患者さん談)。
相談する側は、そのインストラクターの技量や解答の真偽はわからないので、
インストラクターを信用してレッスンを続け、悪化させたケースもいくつか相談を受けています。
なかなか難しいことかもしれませんが、参加者側がインストラクターの技量を見抜く目を持つことも
自分を守る上では大切なことです。
インストラクターの中には本当に素晴らしい人もいますが、ヨガブームが続く中、残念ながら
未熟なインストラクターも沢山います。
自分が心地よくレッスンが受けられるか、
指示は適切か、
など、まずはインストラクターが基本的なことがきちんとできているかを見極めましょう。

ヨガで怪我をしないために

ヨガを習慣化することは心と身体を整え、良い健康効果をもたらします。
私自身も自律神経失調症の闘病中に、尊敬できるヨガの先生(師匠)と出逢い、
自律神経失調症を克服し、社会復帰することが出来ました。
師匠のヨガはヨガ(アーサナ)を通して、私に大きな気づきを与え続けてくれました。
このように優れた指導者との出逢いは人生を変えることがあります。
そのためにも、ヨガを行うあなたにも指導者を選ぶ目線をもって欲しいと思っています。
・基本的なことがなされているか
 開始時間、環境の整備、空間作り、など安心してヨガを行う環境が整っているか
・インストラクションは適切か(わかりやすい、初心者でもスムーズに行える、もしくはサポートをしてくれる)
・アーサナ中違和感はないか(無理をさせるようなインストラクションをしていないか)
・レッスン終了後の挨拶はあるか
これは私見ですが、レッスンを行う上での環境整備、時間厳守、挨拶、などはヨガと関係ないと思うかもしれませんが、
社会人として基本の基本です。
人気のインストラクターであっても遅刻する、挨拶がない、部屋の清掃がなされていない、
など行き届いていない場合もあります。
インストラクターはただ指導をするだけではなく、参加者が安心・安全にレッスンを行える環境作りをすること
は必須です。
これらを含めて、信頼できるか、見極めましょう。
そしてあなた自身はヨガを行う時、
・体調は万全か(身体に痛みはないか、重怠さ、疲労などないか)
・レッスン中に痛みや違和感はないか
を必ず確認しましょう。
良くレッスン中に、他の人達が出来るのに自分だけ出来ないのが恥ずかしいから、と頑張ってしまった、
と言う話を聞きますが、自分の身体と向き合って下さい。
あなたが恥ずかしいと思っても、他の人達はあなたのことを見ていないから大丈夫です。
今の自分が無理なくできるところ
でレッスンを行って下さい。
人の身体は日々、コンディションが異なります。
同じアーサナでも昨日は出来たのに、今日はぐらついてできない、と言うことは珍しいことではありません。
決して無理をせず、今、無理なくできること、を行いましょう。

まとめ
・ヨガのアーサナは元々日本人には向いていないものもあるし、中には関節の可動域を超えたものもある
・参加者側もヨガのインストラクターを見極める目線を持とう
・今の自分が無理なくできることを続けよう
・人の視線は気にしない。比べない。


Copyright © 2018 Minako Asami.

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