【実例】そういえばぎっくり腰にならなくなった(80代)

「私はもう〇〇歳だから・・・(何をやっても変わらない)」と諦めていませんか?
今回は80歳からパーソナルトレーニングを始めたクライアントのお話です。

Cさんのストーリー

・年齢 81歳(トレーニング開始時は80歳)女性
・職業 会社経営
・お悩み 膝、腰、股関節の痛みから来る身体活動の不安
・経緯 当ホームページをご覧になった娘さんの紹介
・トレーニング内容 ボディワーク(ピラティス、ヨガ)と筋トレ
・パーソナルトレーニングの頻度 週1回

今回ご紹介するCさんとは娘さんの紹介で出逢いました。
現役で会社経営をするお母様の身体を心配し、ネットで検索していたところ
当ホームページをご覧になりお問い合わせをいただきました。

私から見たCさん

初めてお会いした時、Cさんは80歳になったばかりでした。
現役で会社経営の仕事をされているだけあって、一見80歳とは思えないほどはつらつとした印象でした。
お話を聞くと何十年も腰痛に悩まされ、年とともに膝や股関節にも痛みや違和感を感じ始めたそうです。
病院へ行っても「加齢によるもの」と湿布を渡されるだけ、
どうにか改善できないかと整体やエステにも行かれたそうですが思うように改善できていないとのことでした。
娘さんに紹介される前にもご自身でかなり調べたり、
また知人や友達からの情報もあり身体に関心が高いことも伺えました。
しかしながら、75歳を過ぎたあたりから年に数回ほど歩けないほどの痛みや
年に数回ぎっくり腰を繰り替えすようになり、ご自身の身体に不安を感じて
娘さんにも相談をしていたそうです。

経営者としてずっと第一線で走り続けているせいか、全身の緊張が強い印象です。
実際、身体全体が硬く、各関節の可動域も狭い状態でした。
また若い頃からの無意識の癖で常に腰を反らせて胸を張っていて、
恐らくこの姿勢が腰痛を引き起こす直接的な原因と思われました。
Cさんに身体の状態を説明し、まずは身体の緊張を緩め、関節の可動域を改善するためのストレッチ、
そして機能不全を起こし痛みの原因を作っている筋力強化を並行して行うことにしました。

トレーニング開始から暫くはCさんは身体の感覚を感じることができませんでした。
何らかの原因で上手く動かせなくなった筋肉は動かせたとしても動いている感覚を感じることがなくなります。
Cさんも初めはその状態で、トレーニングをしていても
「何をしているのかわからない」
状態でした。
また、ずっと身体を動かさなかった人(筋肉が固まってしまっている)が身体を動かすと
痛みを伴うことがあります。
初めはCさんも痛みに驚き、もっと悪くなるのではないかと戸惑っていました。
都度、状態を説明しながらCさんの感覚が正常に戻るよう促しました。

トレーニング開始から数か月後、Cさんに身体の感覚が戻ってきました。
トレーニング中に私が指摘をする前に自分で動作を修正できるようになりました。
またトレーニング中に自分の身体の感覚を表現できるようになってきました。
その頃には恐る恐るやっていたストレッチも、毎日、自主的に行うようになっていました。
少しずつ姿勢や歩き方が改善されてきましたが、身体についての考え方が変わってきたことが見て取れました。

Cさんのお話

娘から先生を紹介される前にも整体やエステに通っていましたが、
いいのか悪いのかもわからなかったので、自然に行かなくなりました。
腰が痛くて歩けなくなる時もあり、友達からも「手術しかない」と言われていました。
でもできれば手術はしたくなかったんです。
先生から「ストレッチと運動をする」と聞いて、そんなので本当に良くなるのかな~と思っていました。
その時は80歳だったし、80歳で運動して筋肉つくのかな~って半信半疑でした。
ただ今まで何をしても良くならなかったので、暫くは続けてみようと思いました。
初めは何をしているのか全然わかりませんでした。
先生の説明を聞いているうちに、少しずつ自分の身体のことがわかるようになってきました。
テレビで腰痛の特集番組も見ていたし、お友達からも色々な話を聞いたけど、私は自分の身体のことを
何も知らなかったのだと思います。

また私が忙しかったり、会社で何かあると先生にはわかるみたいで
「今日は呼吸法からやりましょう」と呼吸法をやることもあります。
初めは「呼吸?」って思ったんですが、これが不思議と落ち着くんです。
先生から「呼吸が浅い」と言われて初めて自分の呼吸が浅いことにも気が付きました。
本当に自分のことってわかっていないんですね。
先生の人柄か話しやすいので仕事の愚痴をお話することもあります。
仕事のことをお話できる人がいないので、話を聞いてくれるだけで気持ちもすっきりするんです。
初めのうちはそれだけでも通う価値があると思っていました。
でも気が付いたら去年の冬はぎっくり腰を一回もやっていなかったんです。
毎年、恒例行事のようにぎっくり腰を繰り返していたのに、一度もならなかった。
それに歩けなくなるほど痛くなることもなくなりました。
目に見えて凄い変化があるわけではないけど、確実に良くなっていることを感じています。

1年後のCさん

Cさんのお話の通り、ぎっくり腰や歩けなくなるほどの痛みは落ち着いてきています。
身体の柔軟性も改善され、初めはできなかったポーズもできるようになってきました。
また仕事で忙しい時期でも、ご自宅でストレッチをしたりして自然にご自身のケアをするようになりました。
トレーニングを始めた頃はお友達の影響か「手術」の話を良くされていました。
私の見立てですがCさんの症状、身体の状態(見る、触る、動作の限りの情報)も
そこまで悪くなさそうな印象でしたし、主治医からも特に手術を示唆されたことはないようでしたので、
運動療法で改善するだろうことをお伝えしていましたが、
トレーニングを始めた頃は「自分で自分の身体をケアする」という視点がなかったCさんが、
現在は「自分の身体のために」という言葉が良く出てくるようになり、動作もかなり改善されてきています。
また最近は腰痛のため諦めていたことにも挑戦したいと意欲的です。

80歳でトレーニングを開始したCさんの変化のストーリー、如何でしたでしょうか。
私は最高齢で94歳のクライアントを担当したこともありますが、身体の機能は正しくトレーニング(訓練)をすれば
いくつになっても鍛えることができ改善できます。
80代後半のクライアントはトレーニング開始時は杖をついていましたが、
現在は杖なしでスタスタ歩いています。
高齢者の場合、我流でトレーニングをすると逆に痛めてしまうリスクもありますが、
正しく(繰り返しますが、本当に正しくが大事です)、ご本人の運動レベル(体力、筋力、可動域)に合った
トレーニングをすれば、身体の機能は改善できます。
患者さんからも良く「この歳だから今更やったってね~」と聞くことがありますが、
諦めてしまうのは勿体ないです。

元々パワフルなCさんですが、身体が変わりますますパワフルになりました。
これからもCさんの新たな目標を達成できるよう全力でサポートしていきます!


Copyright © 2018 Minako Asami.

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