【私見】健康になるための遠回りはやめよう

クライアントや患者さんとお話していると
「若い頃は何十年か後の自分がこんな風になっているとは思わなかった」
と皆さん口にされます。
人が年を取るのは当たり前だけど、年を重ねて
「今日は膝が痛い」
とか
「今日はなんだか体調がすぐれない」
と毎日悶々とするとは思わなかったと。
アラフィフの私も久しぶりに連絡を取る友達などは
「まずはお互いに生存確認だよね」
と半分笑い話になっていますが、半分は真面目。
40代を過ぎると「何事もない健康な身体(心も)」が尊くなります。
皆さん「健康」になるために様々な努力もされています。
今回はパーソナルトレーナー兼メディカルトレーナーである私が
自分自身が実践してきたこと、そしてクライアントや患者さんと接していて感じたことを
共有します。

不健康だと人生が楽しくなくなる

つい先日まで、歯の根幹治療後の激痛が1週間も続きました。
薬は効かないし、顔は腫れるし、口は開けられないし、眠れないし。
激痛が続いた数日は寝込み、薬が効くようになってから仕事を再開しました。
こんなに辛いのって本当に久しぶりです。
身体のどこかが痛いだけで、人生がくもったよう。
何をしても楽しくない(そもそもできない!)。
眠れない、食べられない、動けない。
人の基本的な欲求が侵害されるって全身にダメージを受けているような感覚でした。
良く患者さんから
「腰が痛くて歩くのが怖いからで歩けなくなった」
「趣味をやめてしまった」
など、残念なお話を聞きます。
実際、腰の病気(腰部脊柱管狭窄症など)の症状が悪化すると連続で5分も歩けない、
と言う嫌な症状が出てきます(この場合、数分、立ち止まったり、腰を掛けて休むと落ち着きます)。
そんな経験をしているうちに大好きだった旅行に行くのが怖くなってしまったり、
ちょっとした外出さえできなくなってしまうケースは少なくありません。
身体のどこかが痛い、不調がある、だけで、それが命を脅かすような重病でなくても、
楽しいはずの毎日に暗い影を落とすのです。
そういう状態になった時に
「若い頃は自分もいつかは年を取って70歳とかになるとは思っていたけど、
健康なままただ年を取るだけだと思っていた。
こんな風に日替わりでどこかの調子が悪いなんて思っていなかった」
と。
健康である状態は誰にでも与えられているはずなのに、とても遠い存在に感じるのです。

皆、努力している

不健康になって初めて、どうにか健康になろうと努力を始めます。
クライアントや患者さんからの質問や実際にやられた健康法をいくつか紹介します。
サプリメント
圧倒的に多いです。
トレーナーになる前は私もあらゆる種類のサプリメントを試しました。
矯正バンド系
姿勢矯正バンド、骨盤矯正バンドなど。
通販とかで手に入るものです。
道具系
ブルブルマシン、ゆらゆらマシンなど(痩身、マッサージ系の道具)
これも通販や量販店で手に入るものです。
痩身系エステ
脂肪分解?、リンパなんとか(詳しくなくてすみません)。
痩せる系のエステも結構、いらっしゃいます。
整体・接骨院、リラクゼーションサロンなどのマッサージ系
こちらも非常に多いです。
私も会社員時代は常連でした。

これ以外にも色々と聞きますが、皆さん、めっちゃ努力されています。
ちなみに会社員時代の私は上記に挙げた例は網羅しています。
(かなりの美容・健康おたくでした→現在は仕事に昇進?)

私が考える理想の身体

ここで改めて健康について考えてみましょう。
ここからは完全な私見ですので、情報の一つ、一つの意見としてご覧下さい。

ダイエットを必要としていたり、身体のどこかに不調がある今の状態を
理想でない自分
と大雑把に括ります。
理想の自分は
ダイエットを必要としない(理想的なBody)、
どこも痛くない
どこも悪くない
健康的な身体です。
理想の身体になるために、皆さん、様々な努力をされています。
でも、なかなかなれないのは何故なのか。

人間の身体は本来は理想体

人の身体は本来は理想体であるように作られています(※先天性の病気など例外は除きます)。
適度な運動、適切な食事(栄養)、適切な睡眠
これらが日々、行われることで自律神経が正常に働き、
身体をベストな状態に保ちます。
理想体でない状態は、ここから外れてしまっている、と言うことです。
運動が足りていない
食事内容はどうか(栄養に偏りはないか、代謝に必要な栄養は十分に摂れているか)
睡眠の質、時間はどうか(身体の機能を正常に働かせるための睡眠はとれているのか)

これらのどれかが乱れても、自律神経は乱れ始め、本来の身体の状態(理想の状態)からずれ始めます。

身体の不調や痛みはどうか。
この場合の痛みは事故などで受傷した外傷ではなく、生活の中で生じる慢性痛に、
身体の不調も生活習慣が起因しているものに限定します。
慢性痛の多くが姿勢不良です。
身体は骨が土台となって支えています。
その上に身体を動かしたり、安定させるための筋肉がついています。
身体を動かす筋肉も、身体を安定させる筋肉も、どちらも大切ですが、
偏った身体の使い方をし、特定の部位に過剰に負担をかけ続けたり、
反対に上手く使えないまま放置してしまったりすることで、
姿勢が乱れ、身体本来の機能が発揮しにくくなります。
(ものすごー--------く端折って説明しています)
また生活習慣に起因する身体の不調。
運動、食事、睡眠のバランス
嗜好品(喫煙、アルコール、糖類・脂質、カフェイン、刺激物など)の過剰摂取
ワークライフバランス(休養はしっかりとれているか、リフレッシュできているか)
ストレス(適度なストレスに対応できる正常なストレス耐性、過剰なストレスを受けていないか)

何かが過剰であっても、足りなくても内臓や内分泌物質、メンタルの不調を引き起こします。

理想の身体になることは、人間が本来持っている姿に戻り、その機能を発揮している状態だと私は考えています。

【実例】1年で10Kg痩せたクライアント

例に挙げるクライアントをAさんとします。
Aさんは責任感がとても強く、職場でも責任がある仕事を任されていますが、
ここ数年、酷い腰痛に悩まされていました。
整形外科や接骨院に行っても改善されず、仕事で立っているとズキンズキン痛みだすようになっていました。
仕事にも影響が出てしまい困っている時に、お問い合わせをいただきました。
Aさんのご希望は腰痛をどうにかしたい、と言うことでしたが、
話を進めるうちに体型のこともかなり気にしていることが伝わってきました。
20代の頃と比較すると20Kg以上太ってしまったそう。
特に更年期に差し掛かったあたりから、仕事のストレスも加速したのと比例して
一気に体重が増えたそうです。
Aさんのお話から、日頃からかなりストレスが多いことも伝わってきました。
まずは腰痛の緩和(ここは最速で!)から取り組むことを伝え、ダイエットについては敢えて触れませんでした。
レッスンで色々な話をする中で、食事とストレスについて話をしました。
それがAさんの腑に落ちたそうです。
Aさんは自分が過食していることに気付いていました。
でも、その理由がわからず、ほぼ無意識に過食し、
食べ終わった後に後悔することを繰り返していました。
私と話す中で
「ストレス回避のために過食していた」ことに気付いたそうです。
気づいたら過食をしなくなったそうです。
その報告とともにAさんから食事について質問があり、食事の仕方について説明をしたのは、その時だけで
特に厳しいダイエットは指導していませんし、Aさんもやっていません。
それからAさんは毎月1Kg前後ずつ体重が減り始めました。
腰痛は早期に改善され、現在は再発防止のために身体のアライメント(姿勢改善)を整えるトレーニングを続けています。

Aさんの例からも、
本来の姿から過剰だった部分   過食(間食)、ストレス
本来の姿に足りていなかった部分 身体を整えるための運動

これらを整えただけで、かなりの部分が改善されてきています。
ちなみに体型を気にするAさんにダイエットの話をしなかったのは、
Aさんが日々、強いストレスを受け続けているからです。
Aさんの腰痛は姿勢不良(かなりの猫背)もありますが、ストレスからくる身体の緊張もあったと推察されます。
仕事や家庭(育児←反抗期)で日々、過剰なストレスを受け続けているのに、
レッスンでプレッシャーをかけて追い込むようなことはしたくなかったのです。
Aさんのタイミングを見て、と様子を見ていました。

Aさん以外にも姿勢や身体の使い方が改善されたのと同時に、体型が変わった方は多いです。
こちらは改めて記事にします。

今回のお話はあくまでも私の私見で、実際にクライアント指導をしていて感じていることです。
全員に当てはまらないかもしれませんが、何をやっても効果がないと感じている方は、一度、ご自身にとっての
・過剰なもの
・不足しているもの

について洗い出し、そこからアプローチされても良いと思います。
※痛みや不調はまずは病院へ行って下さいね。
ご参考になれば嬉しいです。



Copyright © 2018 Minako Asami.

この投稿をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる