40歳以降は楽しいことを仕事にしよう①

「好きなことを仕事に」
とても魅力的な言葉ですね。
私も40代で会社勤めをしていた頃、この言葉は魔法のように感じていました。
日々、忙しく、それ故、イライラすることが多く、自分自身に落ち込むことが多かったのですが、
そんな悩みとは無縁そうな印象がありました。
そして実際に好きなことを仕事にした今だから言えることをお伝えします。

「好きなこと」と「楽しいこと」は違う

「好きなこと」と「楽しいこと」は似ているようですが、本質的には違うものです。
楽しいとは何か。
ある状態や持続的行為によって欲望・願望などが満たされ、快よいさま
(小学館 日本国語大辞典より抜粋)

わかりやすかったので日本国語大辞典から引用しましたが、多くの辞書は
満ち足りていて、愉快な気持ちである
と定義しています。
満ち足りる根底に「欲望・願望」が満たされる
があるのではないかと思っています。

ここで1つ例を紹介します。
私自身の経験ですが、20代の頃、人事の仕事が好きで人事に転職をしました。
まさに好きなことを仕事にしたのです!
しかしながら、人事の仕事は幅が広く、実務と言われる部分
(給与計算、社会保険手続き、税務など)は私は苦手でした。
得意分野の人材採用や組織構築(組織分析)、制度設計、人材育成は良いのですが、
苦手分野の実務は何年経っても全く覚えられず苦労しました。
そこで苦手な分野を担ってくれる人材を採用することにしました。
彼女の経歴は経理畑。
人事の経験はありませんでした。
人事の経験はないものの、数字に強い、細かいことが得意、
と言う点を重視していたので彼女に任せることにしました。
彼女は業務を一通り説明をしただけで、すぐに仕事をこなしていました。
私が何年経ってももたもた(いやいや)やっていたところを、鮮やかに、スピーディーに。
彼女に訊いたことがあります。
「ずっと数字や漢字(社保・税務)ばかり見てて疲れないの?」
私の感覚からすれば、その状態は拷問です。
ですが、予想に反して彼女から返ってきた言葉は
「全然疲れません。楽しいですもん」
数字が楽しい???
私には永遠に見えるただの数字の羅列(従業員の給与データ)を見ていて楽しいとは・・・?
彼女曰く、その膨大な数字の中からミスを見つけた瞬間に最高の楽しさ(やり甲斐)
を感じるのだそうです。
そしてその膨大な数字を一つのデータ(給与データ)に仕上げた瞬間に達成感を感じると言っていました。
社保とか税務関係も、細かなことを1つ1つ積み重ねて、やり終えた瞬間に達成感を感じるのだそうです。
「こんなに楽しい仕事はないですよ」
と笑顔で言っていました。

「好き」と「楽しい」の違い

上記の例からも「好き」と「楽しい」の違いは何となく感じとっていただけたかと思います。
「好き」を基準にした場合、その中に苦手が含まれていたり、
仕事にした途端に苦しくなってしまう要素があります。
「楽しい」を基準にすると、楽しさの根幹は変わらないので、どこにでも応用が利きます。
例にあげた彼女の場合は経理から人事と分野が違っても、
即戦力となり、かつ楽しんで生き生きと仕事をしていました。
恐らく他の分野であっても、彼女が楽しさを感じていることと共通の要素があれば難なくできると思います。
「楽しい」を基準にした場合は特定の分野や何かに捕らわれることがないのです。
それってめちゃくちゃ強味ですよね。

「好き」を仕事にした場合、私のように苦手な分野が出てきたり、
仕事なので成果を出さなくてはならず、そのことを辛く思う人もいるでしょう。
また好きなものは変わります。
「好き」と言う感覚は意外にもろいものなのです。
しかしながら「楽しい」は「欲望・願望が満たされている状態」。
そしてその人が楽しいと感じていることは本質的なことです。
私自身を振り返ってみても、職種は違っても「人と接する仕事」「人の役に立つ仕事」
と言う点が共通していて、私がしたことで笑顔になってくれる瞬間が最高に嬉しいのです。
本質的なことはそうそう変わりません。

次回は何故、40代以降なのか・・・
について深堀して書きたいと思います。
良ければ合わせてご覧下さい。


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